みなさんは「御机下」と「御侍史」と言った言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
どのような意味があるのかも含めてこの記事では、「御机下」と「御侍史」の違いを分かりやすく説明していきます。
「御机下」とは?
「御机下」は「おんきか」や「ごきか」という読み方になります。
この「御机下」とは「直接渡すのは恐れ多いので机の下に置いておきます」という意味を持っている言葉です。
「御侍史」とは?
「御侍史」は「ごじし」や「おんじし」という読み方をしています。
この「御侍史」とは「手紙の宛先に添える脇付(わきづけ)の1つ」であり、そもそも「侍史」が「秘書ような役割を持っている人のこと」を指しており、「御侍史」は「手紙で相手を尊敬して宛名に添えて書く語のこと」を指しているのです。
「御机下」と「御侍史」の違い
では「御机下」と「御侍史」の違いを見て行きましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?これら2つの言葉は医療業界でも時折使われている用語で、「御机下」「御侍史」とも に手紙の宛先に添える「脇付(わきづけ)」の1つとされています。
「御机下」は「相手の机の下に差し出す」という意味であり、「直接お渡しするのは恐れ多いので机の下に置いてください」という解釈になり、「御侍史」も「直接お渡しするのは恐れ多いので秘書の方にお渡しします」という意味があること」から置いておく場所が異なっているのです。
「御机下」の例文
では、ここで「御机下」の例文を見てましょう。
どのような文章が考えられるでしょうか?
・『御机下って言葉を聞いたことないんだけど、これって業界用語なの?読み方を知らないし』
・『御机下って机の下に置いておくって意味みたいだけど、意味分かんない。どんな時に使うんだっけ?』
「御机下」の例文を見ると、この言葉そのものを知らない人がかなり多いのではないかと思われます。
「御侍史」の例文
続いて「御侍史」の例文を見てみることにしましょう。
どのような文章が考えられるでしょうか?
・『御侍史って“おんじし”と読むってお母さんから聞いたんだ。何でも先生に渡すのは失礼だからこんな言葉があるんだって』
・『御侍史の意味は分からなかったから、先生に聞いだんだ。すると秘書みたいは人が代わりに受け取るって意味らしいよ』
「御侍史」の例文でも、やはりあまり聞き慣れない言葉だけに、意味を聞くことで精一杯のようです。
普段から使われている言葉だったら問題ないでしょうが、読み方自体も知らないという感じが伝わってきます。
まとめ
ここまで「御机下」と「御侍史」の意味や違いを見てきました。
これらの言葉を始めて見たという人もいらっしゃるのではないでしょうか?確かに日常生活の中で使われる言葉ではないために、意味そのものを理解することも大変かもしれません。
医療分野という極めて特定業界での用語なので、日常生活で使うことはないでしょうが、言葉の知識として知っておいてもいいでしょう。