「再燃」と「再発」の違いとは?分かりやすく解釈

「再燃」と「再発」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「再燃」「再発」の違いを分かりやすく説明していきます。

「再燃」とは?

「再燃」とは?

「再燃」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「再燃」「さいねん」と読みます。

「再燃」は、「消えた火が再び燃えだすこと」という意味があります。

例えば、火事を消し止めたはずが、再び燃え始めることなどを意味する言葉になります。

次に「再燃」には「衰えていた物事が、勢いを盛り返すこと」という意味があります。

例えば、かつてブームになったゲームが、最近になり、再び勢いを盛り返してきたという場合、「懐かしいゲームのブームが再燃する」などという文章を作ることができます。

さらに「再燃」には「解決したと思われていた物事が、再び問題になること」という意味があります。

例えば、ある会社の後継者争いが決着を見たと思ったら、数年後、再び争いが起こった時、「後継者争いが再燃する」などと表現することができます。

これに加えて、「再燃」には「おさまっていた病状や症状が、再び悪化すること」という意味があります。

「再発」とは?

「再発」とは?

「再発」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「再発」「さいはつ」と読みます。

「再発」は、「収まっていた病気が、もう一度起こること」という意味があります。

例えば、ガンを克服した人が、数年後、再びガンになってしまうとき、「ガンが数年後に再発する」という文章になります。

また、重病を患った人が、再びそうならないよう気を付けながら生きる時「病気が再発しないよう、用心をして生きる」などという文章を作ることができます。

次に、「再発」には、「同じような事態がまた発生すること」という意味があります。

例えば、同じような事故が、再び発生するのを防ごうと呼びかける時、「事故の再発を防止せよ」などというスローガンになるかもしれません。

さらに、「再発」には、「以前発売したレコードやCDなどを、同じ原盤を使って再び発売すること」という意味があります。

「レコードを再発する」などという文章にできます。

「再燃」と「再発」の違い

「再燃」と「再発」の違い

「再燃」「再発」の違いを、分かりやすく解説します。

実は、どちらも医学用語として使われているという共通点があります。

「再燃」には「おさまっていた病状や症状が、再び悪化すること」という意味があります。

一方で「再発」「収まっていた病気が、もう一度起こること」などという意味があります。

この場合、意味の区別をつけるのが難しいかもしれません。

しかし「再燃」には「薬などの効果により、抑えられていた症状が再度悪化すること」という意味があるのに対して、「再発」は、「完治したはずの病気に、再びかかること」という意味の違いがあります。

まとめ

まとめ

「再燃」「再発」の違いについて見てきました。

2つの言葉は、医学用語として使われるという共通点がありますが、大きな意味の違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。