「特殊」と「特別」の違いとは?分かりやすく解釈

「特殊」と「特別」の違い言葉・カタカナ語・言語

「特殊」「特別」には、どんな違いのあるのでしょうか。

「特殊」とは?

「特殊」とは?

「特殊」とは、性質が他とは大きく異なることの表現です。

例えば、自動車の中で「特殊車両」と言えば、一般的な車ではない警察車両やクレーン車、キャンピングカーなどがそれに該当します。

参考までに、そのような車両には「8」ナンバーが交付され、そこで区別されています。

ゲームでもよく使われる言葉で、「特殊なカードを手に入れた」と言った時には、カードとは入手方法や効果などが大きく異なるものだという意味になります。

少し他とは異なるという程度では使わない表現で、何より性質からして違うことを表す為の言葉です。

分かりやすい例では、「特殊なメイク」とすると、普通のお化粧としてのそれではなく、歌舞伎役者のくまどりや、何かの芸の為に無理にしているメイクのこととなり、一般的なそれとは性質が明らかに異なると分かるでしょう。

「特別」とは?

「特別」とは?

「特別」は、他とは異なるという解釈で広く使うことができる言葉になります。

「それだけは特別だ」のように使うと、それだけ他とは違うという意味になり、「今回だけは特別に許可しよう」と用いた時には、いつもなら駄目なことを今回だけ許可すると言っています。

それほど違う訳ではなくても使うことができるので、自動車のグレードで「特別仕様車」とあっても、一般のモデルと多少違う装備が付いている程度だという場合も多いです。

よって、そこまで特異な存在、これだけは別格だといったニュアンスにはなりません。

「特殊」と「特別」の使い方の違い

「特殊」と「特別」の使い方の違い

「特殊」とすると、かなり特異な存在だという解釈になりますが、「特別」はすぐ上に書いたように、そこまででもないものの、確かに違いがあることの表現として広く用いられます。

その為、「特別」と使われても、そこまで(変わったものだと)考える必要はないかも知れません。

まとめ

まとめ

「特殊」「特別」は、このような違いのある言葉同士です。

「特殊」は、大きく違うだけでなく、性質から異なることだと覚えておいてください。