「改心」と「回心」の違いとは?分かりやすく解釈

「改心」と「回心」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「改心」「回心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「改心」とは?

「改心」とは?

改心とは、かいしんという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、あらためるとか新しいものに替えるといった意味がある改の文字に、こころやしんぞうといった意味の心の文字を加える事で完成した言葉となっています。

そのため改心は、これまでの行いを反省して、心を改める事を意味するのです。

「改心」の使い方

改心は、改の文字が示す様にこれまでの行動等を反省した上で、それを改善するといった意味に使われています。

要するに以前までの行いを悔いた上で、心を入れ替えるといった意味合いであり、シンプルに、改心するといった表現で使われる事が多いです。

なので基本的に前向きな意味を持つ言葉として、使用されています。

「回心」とは?

「回心」とは?

回心とは、かいしん、またはえしんという読み方をする事が出来る言葉ですが、ここでは主にかいしんと読む場合の意味を紹介します。

漢字で表記されたこの言葉を目にすれば理解出来ますが、まわすやめぐらすといった意味を有する回の漢字に、精神や真ん中といった意味を持つ心の漢字を付け足す事で成立です。

だからこそ回心は、キリスト教において、罪の許しや洗礼によって起きる心の大きな転換を示します。

「回心」の使い方

回心は、キリスト教により引き起こされる心情の変化を表す際に用いられる言葉です。

より具体的には、キリスト教の洗礼や罪の許しで、その人の中で大きな心の変化が起きてキリスト教が教える道に入る事を、この回心という言葉を駆使して表現します。

また回心は、えしんという読み方をする場合があり、こちらは、仏の道に入る、という意味合いの仏教用語となっているのです。

「改心」と「回心」の違い

「改心」と「回心」の違い

改心と回心は文字で表記されたものを見比べれば即座に、最初の文字が改と回という明らかな漢字の違いに気付く事が出来ます。

所が2文字目は同じ心という文字が使われていてどちらも、かいしんという同じ読み方が可能な点がややこしい所です。

もっとも改心は、それまでの己の行いを反省し、心を改めるという意味を持つ言葉となっています。

一方の回心は、キリスト教の洗礼や罪の許しにより、心に大きな変化が生じてキリスト教の道に入る事を意味する言葉として、用いられているのです。

「改心」の例文

「改心」の例文

・『昔はかなりやんちゃだった彼も、すっかり改心した様子です』

「回心」の例文

「回心」の例文

・『私は子供の頃に回心して、キリスト教に入信しました』

まとめ

まとめ

2つの言葉はどちらも2文字目に心の文字が使われており、更にかいしんという同じ読み方をする事が可能な言葉同士だったりします。

ですが最初の文字が、改と回という明確な違いがあるため、表す意味合いには相違点が生じているのです。

まず改心は、以前までの行いを悔いて反省し、心を改めるという意味を持つ言葉となっています。

対する回心は、キリスト教の罪の許しや洗礼により大きな心の変化が起きて、キリスト教が教える道に入るという意味を有する言葉です。