みなさんは「自分語り」と「自己開示」という言葉がどのような意味があるかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「自分語り」と「自己開示」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自分語り」とは?
「自分語り」は「じぶんがたり」という読み方になります。
この「自分語り」とは「他人が聞いてもいないのに自分の過去の話や自慢話などについてひたすら話し続けること」を指しています。
このような「自分語り」をする人はこちらの話をほとんど聞くことがありませんので、このような人の相手をするのはかなり疲れてしまうものです。
「自己開示」とは?
「自己開示」は「じこかいじ」という読み方をします。
この「自己開示」とは「自分自身に関する情報を何の意図もなく言葉を介してありのままに伝えること」を意味しています。
但し、「自己開示」をする人は客観的に自分自身のありのままの姿を正確に認識できていないケースが多々あります。
「自分語り」と「自己開示」の違い
では、ここで「自分語り」と「自己開示」の違いを見て行きましょう。
どのような違いがあるでしょうか?前述の通り「自分語り」は「聞いてもいないのに過去の話や自慢話など自分のことをずっと話し続けること」を指しており、「自己開示」は「自分自身に関する情報を何の意図もなくありのままに伝えること」を指しています。
しかし、「自己開示」は「見せたくない点も含めて全てを見せること」であり、「自分語り」は「見せたいところだけをなく見せること」という解釈になってきます。
「自分語り」の例文
ここで「自分語り」の例文を見て行くことにしましょう。
具体的な文としては以下のようなものが考えられます。
・『あいつ突然、自分語りをし始めたんだ。一体何を考えているだろう?理解に苦しむな』
・『山下って、いつも自分語りばかりしているだろう。だから嫌われてしまうだよな』
「自分語り」の例文を見て行くと、自慢話ばかりしかしない人のイメージが多く、その結果、多くの人から敬遠されてしまうのかもしれません。
「自己開示」の例文
次に「自己開示」の例文を見て行きましょう。
例文としては、以下のようなものが挙げられます。
・『彼は本当に自己開示しているつもりなんだけど、僕らからすると、自分のことを冷静に分析できていないな』
・『自己開示できるものがあるのはすごいけど、彼の言っていることって本当のことなのか?』
「自己開示」の例文を見ると、自分のことを冷静に分析できていない人ほど、「自己開示」をしたくなるものなのでしょうか?
まとめ
ここまで「自分語り」と「自己開示」の意味や違いを説明してきました。
このような行動を取る人の心理を観察していくと、その姿は自己主張が強かったり、目立つことばかりを考えている人が多いような気がしてなりません。
もし、このような人が身近にいたなら距離を取ってあまり積極的に関わることをしない方がいいかもしれません。