「損耗」と「消耗」の違いとは?分かりやすく解釈

「損耗」と「消耗」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、減らすという意味合いを持ったふたつの言葉「損耗」「消耗」の違いを分かりやすく説明していきます。

「損耗」とは?

「損耗」とは?

使っていったことで減ることや減らすことで、損失という意味もあります。

賃貸物件では通常損耗と言う言葉があり、部屋を普通に使用して傷む事、故意ではない傷などを指しています。

戦争において戦艦や戦闘機が失われることも損耗というケースがあります。

損耗が激しいという強調した表現もあり、兵士の損耗という言葉では命が失われること、兵士として戦える身体状態ではなくなってしまうことを指します。

機械の損耗が激しいという場合は、機械全体は残っているものの、部品などの痛みが激しく、このままでは使うのには適さないレベルになっていることを指します。

「消耗」とは?

「消耗」とは?

使ってなくすことや使ってなくなることで、体力、精神力などを使い果たすという意味もあります。

プリンターの消耗品であればインクがありインクがないと正常に使うことは出来ませんが、プリンター本体が故障しているわけではありません。

自動車であれば消耗品が多数あり、エンジンオイルやタイヤ、スパークプラグなどが挙げられ、家庭内の消耗品としては照明機器や家で使う電池が代表的です。

体力、精神力の消耗を指すケースでは消耗が激しいと言った強調、消耗していた状態から回復と言った使い方も可能で、体力のケースでは時間が立てば戻るという意味合いもあります。

赤字覚悟の低価格を競い合うような販売競争、体力を消耗するだけで効果の上がらない争いなどを消耗戦といい、戦争においては損失を無視して資源を大量に投入する戦い方を指します。

この場合は持久戦が比較的近い意味合いと言えます。

「損耗」と「消耗」の違い

「損耗」と「消耗」の違い

「損耗」「消耗」の違いを、分かりやすく解説します。

「損耗」は使っていて痛むことや、損なわれて減っていしまうこと、「消耗」は使っていてなくなること、体力や精神力が低下することを指します。

消耗品は使った回数に応じてある程度同じ減り方をしますが、マンションの損耗という言葉では使用期間によって痛む、故意ではない傷などを指し、誰もが同じように損耗するとは言えないことが違いで、損耗と言った程度ではまだ使えるという点も消耗品を消耗しきった時点との大きな違いというます。

体力は損耗するとは言いません。

戦争では戦闘機や戦艦を失うことを損耗というケースが多いですが、消耗としている例も見られます。

損耗品は傷ついた品物となりますが、消耗品は使ったらなくなるものを指す点も大きな違いと言えるでしょう。

まとめ

まとめ

「損耗」「消耗」は使ったら無くなっていく消耗品と使っていくうちに損耗していく家などの使い方で減っていくという意味合いはともにあるものの、言葉としてはかなり異なる使い方となっています。

消耗品という言葉が特に身近な存在と言えますが、損耗という言葉はそれほど身近ではなく、賃貸物件の損耗という言葉が比較的身近と言えます。