「投入」と「導入」の違いとは?分かりやすく解釈

「投入」と「導入」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「投入」「導入」の違いを分かりやすく説明していきます。

「投入」とは?

「投入」とは?

「投入」には3つの意味があります。

1つめは、物を空中に放って中に入れることです。

釣りをする際には、エサやルアーなどを水面に向かって放ります。

そうすると、エサやルアーなどは水の中に入っていきます。

このときのさまを意味します。

ラーメンを作るときのことで説明をします。

まずは湯を沸かします。

沸騰をしたら、そこに麺を入れます。

このときに、放るように入れます。

これを「麺を投入する」といいます。

2つめの意味は、事業などに資金や人員などを傾けて出すことです。

もともと持っているものを注ぎ入れることを意味します。

ある企業では特別なプロジェクトを行うことになりました。

特別なものなので、多くの力を注ぎたいです。

そこで、優秀な社員を何人かそのプロジェクトに使うことにしました。

このように、もともと持っているものを注ぎ入れることを意味します。

3つめは心理学で、自分が望ましいと思うものを自分のものとすることです。

「投入」の使い方

物については投げ入れるという意味で使用をします。

資金や労力などについては、そこに傾けて出すという意味で使用をします。

「導入」とは?

「導入」とは?

「導入」には3つの意味があります。

1つめは、外から引き入れることです。

仕事をよりスムーズにするために、新しい機器を取り入れることになりました。

新しい機器は外部から取り入れます。

これは「新機種を導入する」などといいます。

2つめは、小説や音楽などで、そのものの中心となるテーマの前に設けられる部分です。

小説には物語の中心となる部分があります。

この前に物語の中心となるものよりも短い形で何かかが書かれていることがあります。

その部分を指します。

3つめは、学習を本格的に始める前の、生徒や児童に興味を持ってもらうための準備段階のことです。

本格的な勉強の前の段階のことを意味します。

「導入」の使い方

外から引き入れるという意味で使用をすることが多いです。

人員や機械などについて使うことが多いです。

「投入」と「導入」の違い

「投入」と「導入」の違い

入れるという意味合いがある点が似ていますが、2つの言葉のニュアンスは異なります。

「投入」はもともとあるものを事業などに注ぎ入れることです。

外から持ってきて入れることではありません。

物を投げ入れるという意味もあります。

「導入」はもともとあるものではなく、外から入れることです。

「投入」の例文

「投入」の例文

・『スープに具材を投入する』
・『通常の1. 5倍の人員を投入する』
・『試合後半に投入された』
・『1000万円を投入する』

「導入」の例文

「導入」の例文

・『導入を検討している』
・『本格的に導入する予定です』
・『導入はまだ先になりそうだ』
・『わが社でも導入することになった』

まとめ

まとめ

入れるといった意味合いが似ている2つの言葉ですが、一方はもともとあるものを注ぎ入れること、もう一方は外から入れることで意味合いが異なります。