「容疑」と「犯人」の違いとは?意味を詳しく解釈

「容疑」と「犯人」の違い言葉・カタカナ語・言語

「容疑」「犯人」の違いをご存知でしょうか。

ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「容疑」の意味や使い方

「容疑」の意味や使い方

「容疑」とは、罪を犯したのではないかと疑われている状態を言います。

またそのような人のことを「容疑者」と言うのです。

「彼には容疑がかかっている」などと言えば、何か悪いことをしたのではないかと、疑われていることを意味しています。

「今のところ、彼女が容疑者とされている」「詐欺の容疑で逮捕される」などと使います。

「犯人」の意味や使い方

「犯人」の意味や使い方

「犯人」とは、その罪を犯した人、犯罪人という意味になります。

悪い意味の言葉ですが、日常生活において冗談っぽく「私のケーキを食べた犯人は誰」という風に使うこともあります。

「彼は犯人じゃない、真犯人はあいつだ」「犯人は捕まらない」「犯人はお前だ」などと使います。

「容疑」と「犯人」の違い

「容疑」と「犯人」の違い

「容疑」「犯人」、それぞれの言葉の意味が理解できたでしょうか。

「容疑」「犯人」は似た言葉ですが意味合いはまったく違いますので、正しく使い分ける必要がある言葉です。

まず「容疑」とは罪、犯罪を犯したのではないかという疑いのことを言います。

またそのような人のことを「容疑者」と言うのですが、限りなく黒と思われていてもまだ確定ではない状態です。

一方で「犯人」とは罪を犯した人、犯罪人という意味ですから状態で言えば間違いなく黒といった時に使います。

ですから「あいつが犯人には違いない、しかし今はまだ容疑の段階だ」という言い方になるのです。

「容疑」を使った例文と意味を解釈

「容疑」を使った例文と意味を解釈

「容疑」を使った例文とその意味を解説します。

「容疑」の例文1

「父の容疑を晴らしてやりたいと思って証拠を探していました」

「容疑」とは、罪を犯したのではないかと疑われている状態を言います。

例文は、父親が疑われているから、それは違うと言える証拠を探していたという意味になります。

「容疑」の例文2

「僕が容疑者となっているが、本当に何も知らないしやっていない」

罪を犯した人と疑いを持たれていることを「容疑者」と言います。

「犯人」を使った例文と意味を解釈

「犯人」を使った例文と意味を解釈

「犯人」を使った例文とその意味を解説します。

「犯人」の例文1

「あなたが噂を広めた犯人だ、証拠もある」

罪を犯した人のことを「犯人」と言います。

例文は噂を広めたのはあなただと言っているのです。

「犯人」とは強い言葉ですので、証拠がなければ、冗談以外では通常使わない言葉とも言えるでしょう。

「犯人」の例文2

「犯人は一人じゃない、複数いる」

「犯人」とは犯罪をした人のことを言います。

例文は複数の者が犯罪に関わっていると言っているのです。

一人で行う犯罪は「単独犯」、複数の場合は「複数犯」という言い方もします。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「容疑」「犯人」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

似た言葉ですが意味はまったく違います。

言葉の違いを正しく理解して使い分けてください。