人や物、あるいは状態などにおいて、憧れの存在として使われる言葉に、「優雅」や「上品」などがあります。
この記事では、「優雅」と「上品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「優雅」とは?
「優雅」とは、優しくて上品な様子のことです。
また、気品が優れていて、ゆったりしているという意味もあります。
「優雅」を使った例文をいくつかご紹介します。
『あの方の優雅な立ち振る舞いは、とても素敵で私の憧れです』、『この部屋はとても眺めが良く、非日常的な空間の中で、優雅なひとときを過ごすことができます』、または『たまには日常生活から離れて、海外のリゾート地で、優雅にゆったり過ごしたいものです』また、「優雅」の類語としては、「雅やか」、「優美」、「華やかさ」、「品格」、または「麗しげ」などが挙げられます。
「優雅」の対義語は「粗野」で、荒々しくて下品な様子という意味があります。
「上品」とは?
「上品」とは、品があり、洗練されていて、値打ちがある、または気品がある様子のことを言います。
「上品」が使われている例をいくつか挙げてみます。
『この香水はとても上品な匂いがします』、『この食器は高級で、上品にできているので、取り扱いは十分に気を付けてください』、あるいは『普段から上品な言葉遣いをするように心がけましょう』また、「上品」と似たような言葉には、「高雅」、「気高い」、「格式高い」、「風格漂う」、または「品位ある」などがあります。
「上品」と反対の意味を持つ言葉は「下品」で、品が悪いという意味です。
他にも、行動や好み、あるいは態度などが卑しいという意味もあります。
「優雅」と「上品」の違い
「優雅」と「上品」の違いを、分かりやすく解説します。
「優雅」は、雅でゆったりとした様子を表します。
一方、「上品」は、高級感があり、品が優れていることを意味します。
どちらも似たような雰囲気を持つ言葉ですが、それぞれの意味合いには違いがあります。
場面に応じて、うまく使い分けられるようにしたいものです。
まとめ
「優雅」や「上品」さは、その人が生まれ育った環境によるものもあります。
しかし、その後の人生において、その人が自分なりに「優雅」や「上品」さを身に着けることもできます。
「粗野」で「下品」な人よりと、「優雅」で「上品」な人では、相手に与える印象もまったく違うものになってしまいます。
もちろん、後者のほうが、良い印象を持たれやすくなります。
「優雅」や「上品」さは単に、お金をたくさん持っているからとか、高級な物を所有しているからと言うことではありません。
やはり、内面から滲み出るもので、その人の印象は大きく変わってしまいます。
「優雅」で「上品」な人を目指すためには、身近にそういう人がいれば参考にするのも良いでしょう。
ですが、そういう人が身近にいなくても、今は「優雅」や「上品」に関する書籍や、ネット情報などを手に入れやすい時代です。
それらをうまく活用し、理想の自分を目指していきたいものです。
