この記事では、「一刀流」と「二刀流」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一刀流」とは?
「一刀流」は、一本の刀のみを手に持ち戦うスタイルで、攻守を一つの剣のみで行います。
よって、攻撃においては防御の構えをすることはできず、防御の構え時においては攻撃の構えを取ることはできません。
つまり、「一刀流」は、攻守の両立は不可能でどちらか片方を優先した場合、反撃に打って出ることはできない流派です。
「二刀流」とは?
「二刀流」は、2つの刀を手に持ち、相手を攻撃する流派で、攻守の両立が可能です。
片方で敵の攻撃を受け流し、もう片方で敵を切るという攻守の両立が可能な流派ですが、問題は、相手の攻撃を受け流しきれない場合、敵の攻撃を防ぐ手段がなくなる点が問題点で、片手で刀を持ち上げるだけの腕力が無ければ相手の攻撃を受け流すことと攻撃を与えることができない流派が「二刀流」になります。
「一刀流」と「二刀流」の違い
「一刀流」と「二刀流」の違いは、刀一本で攻撃と防御を切り替えて戦うか、日本の刀を手に持ち攻守ともに両立させて戦うかです。
両者は流派で、一長一短があり、どちらが良いかは達人でない限り知りえません。
「一刀流」の例文
・『一刀流は、剣道においては、正式なスポーツである』
この例は、剣道というスポーツにおいては、一刀流という刀を一つだけ持つ流派が正式であると述べた例です。
逆に「二刀流」は、生徒が勝つためだけに「二刀流」を行えば、防御一辺倒から反撃が可能なので勝負にならなず、相手に振らせてから打ち込むが成立したが故、「二刀流」が断然有利となり剣道では、「一刀流」が正式な作法としてスポーツとして認められています。
「二刀流」の例文
・『二刀流は防御一辺倒から反撃が可能』
この例は、剣道においては、「二刀流」はとりあえず防御をして置き、相手に打ち込ませてから反撃が可能とした例です。
この方法の確立により、「二刀流」は断然有利だとなり、剣道においては、公式な場においては、「二刀流」は禁止されています。
まとめ
良く、「二刀流」と「一刀流」どちらが強いかということがあげられますが、実際にはどちらが強いかは分かりません。
ただ、刀の長さを生かして戦うという手法を取れば、「一刀流」が有利で刀を振らず、槍のように突くという戦法を持ち出せば、断然に「一刀流」が有利で「二刀流」は、防御から反撃に転じることが可能という点においては、達人でなければ、ならず、結局、「一刀流」の達人が「二刀流」にならない限り、どちらが強いかは分かりません。
しかも、刀には重さという物があり、長い刀は重さが増すうえ、振る事と突くことが難しくなるため、「二刀流」で小太刀を持つ物の方が有利に立ち回れるなど場合によってどちらが有利にあるか分かりません。
ただ、飛び道具の登場とともに、どちらも飛び道具には勝てないという事実があるので、飛び道具が一番強いという事実が変わらないでしょう。