この記事では、「料理検定」と「家庭料理技能検定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「料理検定」とは?
「料理検定」は、料理に関する知識のみを重要視する検定で、実技を伴いません。
その為、求められる検定内容は、単なる料理に関する知識で、等級が上がっても求められるものは、知識です。
「家庭料理技能検定」とは?
「家庭料理技能検定」は調理技術の上達や向上を目的にした料理の検定試験のことで、求められるものは、知識と技術になるため、実技を伴います。
その為、「家庭料理技能検定」は、実技試験において料理に対する技術の習得が見られないと判断した場合、どんなに、筆記試験が良い結果でも不合格となります。
「料理検定」と「家庭料理技能検定」の違い
「料理検定」と「家庭料理技能検定」の違いは試験において筆記試験のみで終わるか実技試験があるかです。
「料理検定」は筆記のみですが、「家庭料理技能検定」は、3級以降においては、実技があり、これに受からないと検定に合格したとみなしません。
よって違いは、実技試験があるかどうかです。
「料理検定」の例文
・『料理検定は、専門学校が主催する料理の検定試験だ』
この例は、料理検定という試験は、専門学校が主催するものであるという例です。
その上で、「料理検定」は、特別な資格は必要なく筆記試験に受かれば、検定に合格したとみなします。
「家庭料理技能検定」の例文
・『家庭料理技能検定は、文部科学省が後押しする専門学校主催による技能の検定だ』
この例は、家庭料理技能検定という物は、文部科学省が後押ししている資格の一つで、専門学校が主催とした技能を見る検定試験です。
技能を見るが故、実技試験があり、実際に料理の腕前を見せるのがこの試験になり、就職には影響する資格ではありません。
あくまで料理に関する知識と腕前があることを証明していますが、国家資格のように絶対性がある資格ではありませんので、フグの調理資格のように都道府県が公認するという絶対であるという資格ではありません。
まとめ
「料理検定」と「家庭料理技能検定」については、両者とも単なる知っている、料理できることを証明しているだけで実のところ、絶対性は無いです。
つまり絶対性がないが故言い方を悪く言えば、必要とされる資格では無い上、調理師の免許のように絶対だといける権限が付与されません。
ですが、逆に考えると、絶対性がないが故、許されることも多く、調理師の免許は絶対に安全でなければならない点を挙げると絶対という条件が壊れた場合、責任を負うことは必須であり、責任を負う側は免許の返納や取り消しという処分も免れません。
というのも、「料理検定」と「家庭料理技能検定」はともに、免許というライセンスではないため、責任云々はどうでもよく、知識を持っているか料理できるかという証明でしかないのです。
これに責任という物を負わせた場合、国家資格と変わらなくなるため、両者の検定にはもっと求められるものが多くなり難易度も上がってしまいます。
ですので、絶対性こそ両者はありませんが、できる、知っているを証明するのに対しては有効な資格が両者です。