「浅知恵」と「猿知恵」の違いとは?分かりやすく解釈

「浅知恵」と「猿知恵」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「浅知恵」「猿知恵」の違いを分かりやすく説明していきます。

「浅知恵」とは?

「浅知恵」とは?

考えの浅い知恵です。

知識の不足や、思慮不足などから出される愚かな見解の事です。

これは良い意味の言葉ではないため、人にこの言葉を使うと悪口になります。

これは単にその意見は違います、という意見を否定しているのではなくその人自身をばかにするような意味合いも含まれています。

また、へりくだって言う場合には、“こんなことは浅知恵かもしれませんが…”と自分の意見の前置きに使用する場合もあります。

昔から少し前まで使用された言葉に「女の浅知恵」という言葉がありました。

これは、昔は女性は家事に徹底していて男性は表立った仕事をしていました。

そのため、何か地域での活動や問題があった際には男性が話し合いをして意見を出し合う習慣がありました。

そこにそれらの知識がまったくない女性が急に口を挟むと、とうに出てきた意見だったりするわけで、この言葉を言われるということです。

現代では“差別的用語”としてあまり使用されていません。

「猿知恵」とは?

「猿知恵」とは?

一見気が利いていそうで利口そうに思えるけれども、実は浅はかな考えでいて浅はかな知恵であることです。

猿は動物の中では知能が高いですが、人間には及ばないということでそのように言われています。

「猿知恵」もまた良い意味の言葉ではありません。

人に向けて使用すれば、相手は確実に気分が悪くなる言葉ですので気を付けたいです。

気が利くけど失敗しちゃったね、のようなことを「猿知恵」と表現しないようにしましょう。

“彼女は気が利くが猿知恵だからミスをする”といえば相手を労っても褒めてもいません。

相手を戒めるために使用する場合があるかもしれませんが、その人自身に向けたような意味にもなるために、相手を必要以上に傷つけてしまう可能性もありますので慎重に使用したいところです。

「浅知恵」と「猿知恵」の違い

「浅知恵」と「猿知恵」の違い

「浅知恵」「猿知恵」の違いを、分かりやすく解説します。

「浅知恵」はあまり深く考えもせずに出してしまった意見などのことです。

「猿知恵」は一見良い考えのように見えるけれど、よく考えればそうではなくもっと違う方法があるという場合に使用します。

これは、その意見や考えに対して使用するものですが、どちらも習慣的にそう言われているように受け取れたりもするので使用には気を付けたいです。

もし使用する場合は”その意見は猿知恵だね。”と限定して使用するようにしないと相手が傷つきます。

まとめ

まとめ

「浅知恵」「猿知恵」は普段はあまり使用しない言葉です。

わりとネガティブな言葉ですが、時として誰にでも当てはまる事例であります。

このような言葉を学び、自分の中に保存しておくことでうっかり浅はかな意見をしてしまったりする、失敗なども防ぐことができるかもしれません。

ネガティブな言葉でも自分の戒めとして積極的にストックしておくといいと感じました。