「気味悪い」と「不気味」は類似した意味を連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「気味悪い」と「不気味」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「気味悪い」と「不気味」の意味の違いを分かりやすく解説していきます。
「気味悪い」とは?
「気味悪い(きみわるい)」という表現は、「何となく不安で恐ろしいこと」や「理由が定かではないが、不安・恐怖を感じて気持ち悪いこと」を意味しています。
「気味悪い」という言葉は、「薄暗くて気味悪い場所にやって来ました」などの例文で使用することができます。
「不気味」とは?
「不気味(ぶきみ)」という言葉は、「理由ははっきりとしないが、不快・不安を感じて気持ち悪いこと」や「超自然的な物事の影響などを感じて恐怖・不安・不快を感じるさま」の意味を持っています。
「不気味」の漢字表記は「無気味」と書き換えることも可能です。
「不気味」という表現は、「不気味な目つきでこちらをずっと見ていました」のような例文で使えます。
「気味悪い」と「不気味」の違い!
「気味悪い」と「不気味」の違いを、分かりやすく解説します。
「気味悪い」の言葉も「不気味」の言葉も、どちらとも「何となく不快・不安・恐怖などを感じて気持ち悪い」という意味を持っている同義語です。
しかし、「不気味」は「不気味だ」という形の形容動詞として使われ、「気味悪い」は形容詞として使われる違いはあります。
「不気味」は「不気味な表情」「不気味な雰囲気」のような形容動詞の連体形で使われることが多く、「気味悪い」は「気味悪い鳴き声」「気味悪い空間」のような形容詞の連体形で使われることが多い違いがあるのです。
「不気味」は「気味悪い」と比べると、「超自然的な物事の影響を感じさせる(正体・理由がはっきりと分からない)」といった意味のニュアンスがやや強くなっています。
まとめ
「気味悪い」と「不気味」の意味の違いを詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「気味悪い」というのは、「何となく不安で恐ろしいこと・理由がはっきりしないが気持ち悪いこと」を意味しています。
それに対して、「不気味」という言葉は「正体がはっきりと分からず、不快・不安を感じて気持ち悪いこと」の意味を持っています。
「気味悪い」と「不気味」の意味の違いを知りたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。