「ブロット」と「あらすじ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ブロット」と「あらすじ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「プロット」「あらすじ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「プロット」とは?

「プロット」とは?

「プロット」とは、物語の大まかな組み立てを表す言葉です。

分かりやすい例では、1から話がスタートし、10で終わるという起承転結となっている場合に、その中の1と4と7と10だけを書き出したようなものがこの「プロット」になります。

実際には、ここにはない2や3、5や6なども考えて、きちんとしたストーリーになりますが、そのような大まかな内容だけで構成されていると考えてください。

新しいもの物語を完結まで最初から考える場合には、最初にこの「プロット」が作られると思っていいでしょう。

「あらすじ」とは?

「あらすじ」とは?

「あらすじ」とは、その物語のストーリーを簡単に表現したものです。

例えば、有名な夏目漱石の「坊っちゃん」であれば、無鉄砲な性格の主人公の男性が、学校の卒業と共に四国の中学校の教師となり、そこで色々なタイプの教師と出会うことで人間的に成長していくといった内容になります。

最後までは記さないことが多く、上の例でもそれが濁してあります。

このように、どんな話なのかを(途中まで)簡単に表したものが「あらすじ」になります。

「プロット」と「あらすじ」の違い

「プロット」と「あらすじ」の違い

「プロット」「あらすじ」の違いを、分かりやすく解説します。

「プロット」は、物語全体のざっくりとした流れを記したもので、その作者が考案するものです。

それを元に全体が作られることになり、言わば「骨組み」だと考えていいでしょう。

「あらすじ」は、読んだ側がそのような話だと表現することがほとんどで、作者自らこれを語ることはあまりありません。

どのような物語かを簡潔に表現し、最後までは記さないことで、それによって読んで(観て)みようと思わせるのが目的となることが多いです。

その為、本の場合はすぐにそれが分かるように、表紙の裏などの見やすい部分に書かれていることが多々あります。

まとめ

まとめ

「プロット」「あらすじ」は、このように違います。

「プロット」は、それを元に全体が作られる「開発資料」と呼べるものなので、表には出ないと考えていいでしょう(「設定資料集」のようなものにある場合は別です)。