この記事では、「季節」と「時期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「季節」とは?
一年の間の気温や気象などを区分したもので、気温が低く雪が降ることもあれば冬、冬が終わり暖かくなってきた季節を春、春が過ぎ、さらに高温になってきた季節を夏、夏が過ぎ気温が下がってきて雨や台風が多くなっていた時期を秋、秋の次が冬と日本では大別すると四季にわけられていますが、夏の始まりの初夏、初夏の前の雨が多い時期の梅雨も季節と言えるでしょう。
ただし、季節は気候の変化をベースに1月は冬、4月は春、8月は夏、10月は秋と言ったように、離島も含めた日本のすべての地域というわけではありませんがある程度の共通認識や夏休みや冬休みなど制度的な認識があるため、季節外れに暑いということや季節外れに寒いからといって夏休みではなくなるということはありません。
ただし観光需要などには天候・気温などの想定外の変化は悪影響を与えます。
四季は温暖大陸性気候・温暖海洋性気候に見られるものとなっており、雨季と乾季に分かれた熱帯モンスーン気候やサバナ気候などとはかなり感じ方が異なるものと言えます。
「時期」とは?
物事をする、時間的広がりを見込んでの、時やタイミングという意味で、桜の時期というと桜が咲いている時期、忙しい時期という言葉では前もって指定できる場合とそうでない場合がありますが、仕事が増える時期が一般的ですが、冠婚葬祭が入ってくるなどするとそちらによって忙しい時期となることもありえ、人によって異なるものがあります。
いい時期という言葉はベストタイミングという意味合いで、これも内容と人によって異なりますが、パソコンの新製品が出る前の時期は旧製品が安く買える時期などと言った使い方ができます。
インフルエンザワクチン接種時期という言葉では厚生労働省などが指定しますが、基本的には寒くなってきて乾燥してくる時期になります。
魚を取れる時期を漁の時期というなど非常に広いシチュエーションの時間的な枠を時期と呼ぶため、一般的ではないですが季節も時期で表現する自体はできます。
「季節」と「時期」の違い
「季節」と「時期」の違いを、分かりやすく解説します。
季節は気温、天候などでまとめた一定の時間的区分(数ヶ月程度)のもので、日本には四つの季節があります。
時期は物事をするタイミング、物事が変わるタイミングなどを指し、あじさいが咲く時期という言葉ではあじさいが咲いている期間を指すことが出来ます。
季節と比べ非常に用途が広く、新製品の発売時期、ケーキがよく売れる時期などあらゆるものに時期という言葉は使えます。
まとめ
時期という言葉はあまりにも用途が広いため、気温が35度位の時期という言葉では真夏を指すことが出来、季節という言葉よりも細かい指定も可能です。
季節は制度などにより、厳密なものではなく12月から冬なのか、寒くなってきたら冬なのかなどを軸に地域差も含めて様々な見方があります。
