「イニシアチブ」と「リーダーシップ」の違いとは?分かりやすく解釈

「イニシアチブ」と「リーダーシップ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「イニシアチブ」「リーダーシップ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「イニシアチブ」とは?

「イニシアチブ」とは?

「イニシアチブ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「イニシアチブ」「initiative」と英語表記します。

「イニシアチブ」は、「物事を率先してすること」という意味があります。

何かを率先して行うときに、「イニシアチブ」という言葉を使います。

例えばAさんが率先して会議で発言する場合、「Aさんのイニシアチブで、会議を進める」などという文章にできます。

また、「イニシアチブ」には、「主導権」という意味があります。

例えば、スマホ業界で主導権を握るような大企業は、「スマホ業界でイニシアチブを握る企業」など呼ばれます。

また、取引先と交渉をするときに、主導権を握れたと感じた場合、「交渉の主導権を握った」などと思うかもしれません。

さらに「イニシアチブ」には「国民が自発的に立法に関する提案を行える制度」という意味があります。

「リーダーシップ」とは?

「リーダーシップ」とは?

「リーダーシップ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「リーダーシップ」「leadership」と英語表記します。

「リーダーシップ」は、「指導者としての地位や任務」という意味があります。

例えば、あるプロジェクトで指導的な立場を任された場合は「次のプロジェクトで、リーダーシップを任されることになった」などという文章にできます。

さらに、あるエリアである国が指導的な立場だという場合は、「A国がリーダーシップを取り、エリア全体を導いていく」などという文章にできます。

また「リーダーシップ」には、「指導者としての素質や能力、統率力」という意味があります。

例えば、勤務する部署で、指導的な立場になった課長の、統率力に疑問があるという場合があるかもしれません。

このような場合は、「課長のリーダーシップには、疑問がある」などと表現できます。

他にも、みんなを率いることができるという力を見せたいと考えている場合は、「リーダーシップがあるところを見せたい」などという文章にできます。

「イニシアチブ」と「リーダーシップ」の違い

「イニシアチブ」と「リーダーシップ」の違い

「イニシアチブ」「リーダーシップ」の違いを、分かりやすく解説します。

「イニシアチブ」は、「物事を率先してすること」、また「主導権」という意味があります。

一方で「リーダーシップ」には、「指導者としての地位や任務」、また「指導者としての素質や能力、統率力」という意味があります。

「イニシアチブ」には「率先して行う」という意味があり、「リーダーシップ」を発揮する人も、物事を率先して行うことがあるため、意味が混同されやすい言葉です。

ただし、「イニシアチブ」は物事を率先して行うということが大切で、「リーダーシップ」は指導者としてふるまうことが大切だという違いがあります。

結果として、同じ行為を指したとしても、あくまで「イニシアチブ」「率先すること」が重要で、「リーダーシップ」は指導者であることが大切な言葉になります。

まとめ

まとめ

「イニシアチブ」「リーダーシップ」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。