「胆力」と「度胸」の違いとは?分かりやすく解釈

「胆力」と「度胸」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「胆力」「度胸」の違いを分かりやすく説明していきます。

「胆力」とは?

「胆力」とは?

何かをするのに恐れたり、尻ごみしたりしない精神力という意味です。

恐れたりして心が簡単に揺れ動いてしまうようなことがない、気持ちの張りのことを意味します。

自分のことを批判されたら、心がぐらぐらと揺れ動いてしまう人は少なくないことでしょう。

自分のことを悪くいわれると自信がなくなってしまい、「自分なんてダメだ」「自分には価値がない」などと思ってしまうことがあります。

そうして、何かをするときに恐れたり、尻ごみしてしまいます。

これは、この言葉が意味しているものではありません。

批判されても簡単には心がぐらぐらせず、恐れずに何かに取り組む精神力は、この言葉が意味するものです。

批判以外の事柄についても、この言葉は意味しています。

「胆力」の使い方

精神力を指して使用する言葉です。

何かをするときに恐れたり、尻ごみしたりしない心の働きを指して使用します。

やや硬いいい方で日常会話ではあまり使用しません。

「度胸」とは?

「度胸」とは?

何かをするときに恐れない精神力のこと、その場の雰囲気などにおされて心がひるむことがない精神力のことです。

バンジージャンプを始めて行う人は恐怖を感じることでしょう。

高い場所に上るだけでも怖いですが、そこから飛び降りると思うとさらに怖いです。

紐が体に結ばれており、地面にはマットなどが敷かれているので、硬い地面に叩きつけられるということはありませんが、それがわかっていてもやはり怖いです。

多くの人が怖いと思うバンジージャンプですが、ひるむことなくそれに挑戦する人は「度胸」があるといえるでしょう。

普段食べ慣れていないものを食べるのは気おくれします。

ハチの子の姿がそのままのものを食べなさいと言われると、ひるんでしまう人は少なくないことでしょう。

気持ち悪いと思ったり、食べても大丈夫なのかと思ったりするはずです。

それでも恐れずに食べられる人は「度胸」があるといえるかもしれません。

「度胸」の使い方

何かをするときに恐れない精神力という意味で使用をします。

日常会話でも使われる言葉です。

お化け屋敷に入ること、多くの人の前でスピーチをすることなど、さまざまな事柄に臨むときの精神力を指して使われます。

「胆力」と「度胸」の違い

「胆力」と「度胸」の違い

2つの言葉の意味はほぼ同じです。

違いは使い方で「度胸」が一般的に使われており、「胆力」は文章で使われることが多いです。

「胆力」の例文

「胆力」の例文

・『胆力を練る』
・『胆力のある人』
・『あの人の胆力を感じた』
・『胆力などありません』

「度胸」の例文

「度胸」の例文

・『度胸のないやつ』
・『度胸を試す』
・『いい度胸をしている』
・『度胸をほめる』

まとめ

まとめ

どちらの言葉も、何かをするときに恐れたり、尻ごみをしたりしない精神力という意味を持っています。

意味に大きな違いはなく、使い方に違いがあります。