「出不精」と「引きこもり」の違いとは?分かりやすく解釈

「出不精」と「引きこもり」の違い言葉・カタカナ語・言語

みなさんは「出不精」「引きこもり」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「出不精」「引きこもり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出不精」とは?

「出不精」とは?

「出不精」「でぶしょう」という読み方をします。

この「出不精」とは「面倒臭がり外出せずにずっと家の中にいる人のこと」「外出に関して不精なさま」、もしくは「出かけるのを嫌ってともかく家から出たがらない人のこと」を指している言葉です。

「引きこもり」とは?

「引きこもり」とは?

「引きこもり」「学校や仕事に行くいことができすに家にこもって、家族以外とほとんど交流や接触がない人のこと」を意味しています。

国の定めではこのような状態が半年以上続いた場合とされているのです。

「出不精」と「引きこもり」の違い

「出不精」と「引きこもり」の違い

では、「出不精」「引きこもり」の違いを見て行きましょう。

どのような違いがあるのでしょうか?前述の通り、「出不精」「面倒臭がって外出せずにずっと家の中にいる人のこと」を意味していました。

一方の「引きこもり」とは「学校・仕事に行くことができずに家にこもって家族以外とほとんど交流や接触がない人のこと」を指しています。

このように見ると同じような解釈に見えてくるのですが、「出不精」「休日などに外にショッピングや遊びに出かけることを嫌らったり、おっくうという状態であり、平日は学校や会社に出かけることは問題ありません。

しかし、「引きこもり」はずっと部屋にこもっていて、必要でない限り部屋の外にも出ない状態で、外出することはほとんどありません。

これは仕事や学校に行くことを拒否するだけでなく、人とのかかわりそのものを断とうとしているのです。

このことから2つの言葉は社会の関り方が異なります。

「出不精」の例文

「出不精」の例文

では、ここで「出不精」の例文を見ていきましょう。

具体的には以下のような文章が考えられます。

・『俺って出不精な性格なんだ。だから土日は家でずっとゲームしているのが好きなんだ』
・『僕の彼女もかなり出不精なんだよね。だから家のなかで2人でゆっくりしていることが多いよ』
「出不精」の例文を見ると、人との関りを持たないのではなく、自分の嗜好が家にいることという感じがします。

「引きこもり」の例文

「引きこもり」の例文

次に「引きこもり」の例文を見ることにいたしましょう。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

・『ウチの子供はずっと引きこもり状態が続いているんだが、決してせかさず自分の意思で立ち上がることをまっているんだ』
・『引きこもりの子供を抱えて本当に悩んでいるんだ。どうすればいいんだろう?』
「引きこもり」の例文では、家庭の悩みとして重たい空気が流れている感じですが、家庭によっては1つ目の名分のように見守る姿もあります。

まとめ

まとめ

ここまで「出不精」「引きこもり」の意味や違いを説明してきました。

この2つの言葉の解釈はかなり異なっているので、正しく理解して適切に使えるようにしておきましょう。