「よもや」と「まさか」の違いとは?分かりやすく解釈

「よもや」と「まさか」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「よもや」「まさか」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「よもや」とは?

「よもや」とは?

「よもや」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「よもや」は、「万が一にも。

いくら何でも」
という意味があります。

スポーツの試合で、万が一にも、負けるはずがないような相手に負けてしまったという場合は、「よもや負けるはずがない相手に負けてしまった」という文章にできます。

また、絶対に成功すると思って、プロポーズをしたのに、断られてしまうという場面があるかもしれません。

この場合は、「よもや、プロポーズを断られるとは思わなかった」という文章にできます。

さらに、絵画を購入したものの、贋作だと分かり、万が一にもそのような疑いを持っていなかった場合は、「よもや、贋作とは思わなかった」などという文章を作ることができます。

他にも、「よもや」を使い、「風邪を引いたかもしれないとは思ったが、よもや肺炎になっているとは思わなかった」などという文章にできます。

「まさか」とは?

「まさか」とは?

「まさか」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「まさか」は、「今まさに物事が目の前に迫っていること。

予期しない緊急の事態にあること」
という意味があります。

予期しない緊急事態に備えて、防災セットを購入する場合、「まさかの時のために、防災セットを買う」などという文章にできます。

続いて「まさか」には、「打消しの推量を強める。

よもや」
という意味があります。

「そんなわけない」というような場面で使い、いくら何でも、弱小野球部に負けるとは思わなかったと強豪校が思った場合、「まさか、弱小野球部に負けるとは思わなかった」などという文章にできます。

さらに「まさか」には「あることが到底不可能だという気持ちを表す」という意味があります。

何か到底不可能だと感じる時に使う言葉になります。

例えば、付き合い始めてから、結婚していることを告白するのは不可能だと感じ場合は、「今更結婚しているなんて、まさか言えない」などという文章にできます。

「よもや」と「まさか」の違い

「よもや」と「まさか」の違い

「よもや」「まさか」の違いを、分かりやすく解説します。

「よもや」は、「万が一にも。

いくら何でも」
という意味があります。

一方で「まさか」には、「打消しの推量を強める。

よもや」
という意味があります。

この場合は、同じ意味がある同義語と言えます。

「よもや負けるとは思わなかった」「まさか負けるとは思わなかった」は、同じ意味になるためです。

ただし、「まさか」には、「今まさに物事が目の前に迫っていること。

予期しない緊急の事態にあること」
という意味や、「あることが到底不可能だという気持ちを表す」という、別の意味があるという違いがあります。

まとめ

まとめ

「よもや」「まさか」の違いについて見てきました。

「よもや」「まさか」は同じ意味を持ちますが、「まさか」には、さらに別の意味があるという違いがあることが分かりました。