「リーダーシップ」と「オーナーシップ」の違いとは?分かりやすく解釈

「リーダーシップ」と「オーナーシップ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「リーダーシップ」「オーナーシップ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「リーダーシップ」とは?

「リーダーシップ」とは?

「リーダーシップ」は、組織などで中心人物となり、組織の役割をけん引する能力のことです。

「リーダー」が人物のことで、「リーダーシップ」は、あくまでけん引きできる能力を持つというだけの意味になります。

「オーナーシップ」とは?

「オーナーシップ」とは?

「オーナーシップ」は、所有権を持つ実質的な権利を持つ者のことで所有者の権利や事実上会社や組織などで振るうことを可能とする権利のことです。

例えば、株の配当金は、株主であるという所有権があるが故、「オーナーシップ」である所有権が発動し、配当金の配布や株主の優遇を受けることが可能です。

「リーダーシップ」と「オーナーシップ」の違い

「リーダーシップ」と「オーナーシップ」の違い

「リーダーシップ」「オーナーシップ」の違いは、「リーダーシップ」は個人の能力で、組織の中心になり周りをけん引きするだけの能力を持つかどうかで、「オーナーシップ」は所有者である人物が持つ権利である違いです。

能力と権利は異なりがあり、能力は、別にそれを絶対としません。

別の能力者が現れるとそちらに鞍替え可能です。

逆に権利は、持っている者が行使でき、権利を剥奪されない限り行使できます。

よって違いは、能力と権利の違いです。

「リーダーシップ」の例文

「リーダーシップ」の例文

・『自動車工場の中心人物となりリーダーシップを発揮する』
この例は、自動車の工場内でのみ仕事内で中心人物になり、力を発揮して周囲をまとめたり役割を与える人物になるという例です。

「リーダーシップ」は、能力により、周囲をまとめたり役割を与えるのでこの例では、自動車の工場内でのみ能力を振るい、周囲に従ってもらっています。

ですが、「リーダーシップ」は、権利を持っていないため、相手側がいい加減にしろや、ふざけるなと言い出すと「リーダーシップ」を持つ者に従わなくなります。

「オーナーシップ」の例文

「オーナーシップ」の例文

・『株主が配当金を受け取るのは、オーナーシップを持つ者の権利だ』
この例は、株主が配当金を受け取るのは、所有権を持っているが故の権利だという例です。

「オーナーシップ」は、権利のことで権利は取り上げられない限り絶対で、この例では配当金の受け取りは当然の権利になります。

まとめ

まとめ

「リーダーシップ」「オーナーシップ」については、能力と権力であると考えると分かりやすいです。

「リーダーシップ」は、中心になって周りをまとめたり指示をする能力ですが、権利ではないため、周囲が能力不足や指示するものが気に入らないという理由でお断りが可能です。

一方、「オーナーシップ」は、権利ですので権利が剥奪されない限りそれを行使できます。

例えば経営者の場合、働かないものを首にすることはこれはお店の利益にならないが故権利で対象を首にできます。

なお、対象が気に入らないという理由で首にすることも可能ですが、問題はそれをした場合、相手側が気に入らないという理由で首にしたのではないかと申し立てると言い訳ができなかった場合、経営者の権利が失われ経営者交代となることもあり得るのです。

よって、両者は、「リーダーシップ」が能力、「オーナーシップ」が権利と覚えるとよいでしょう。