この記事では、「ウエス」と「雑巾」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウエス」とは?
「ウエス」は、機械だけに限らず、対象となるものをきれいに拭きあげて磨き上げる際に使用するとてもきれいな布のことです。
つまり、「雑巾」は、別にきれいである必要性はなく、かつ布切れがほつれてボロボロでもよいのが「雑巾」になりますが、「ウエス」の場合、必ず布に汚れがあってはならず、布を使うことで汚れた以外は認めません。
なお、「ウエス」は、もともとはぼろ布のことを意味していたのですが、最近では磨き上げるという役割を与えられているが故、清潔できれいな布である必要性があります。
「雑巾」とは?
「雑巾」は、使い古した布を縫合して結合させた周囲を拭き上げるだけの布です。
「雑巾」の使用目的は、主に清掃で汚れを噴き上げるために使用するぼろ布のことを意味します。
「ウエス」と「雑巾」の違い
「ウエス」と「雑巾」の違いは、現在では、ぼろ布と清潔な布で汚れがない布であるという違いです。
「ウエス」は、磨き上げるために使用する布なので汚れがあってはならず、「雑巾」はとりあえずそこら辺の掃除に使用するので汚れがあってもよい布切れだという違いになります。
「ウエス」の例文
・『ウエスの10枚入りのセットを購入する』
この例は、金属を磨き上げる布切れの10枚入りのセットを購入するという例です。
「ウエス」セットは、きれいな布であることが多く、汚れがあるものは現在では、「ウエス」とは呼ばなくなりました。
「雑巾」の例文
・『廊下に雑巾がけをする』
この例は、ぼろ布を縫合しただけの布切れで廊下を清掃するという例です。
「雑巾」は別にきれいな布である必要性はありません。
ですが、市販されている「雑巾」はきれいな布で構成されており、使い古した布切れではありません。
おそらく、市販品については、商品として「雑巾」を提供しているため、あえてきれいな布で構成したものを「雑巾」と呼んでいると予想します。
まとめ
「ウエス」は、実はもともとは工場で使用されている機械のオイルを拭きとるための布だったが故、ぼろ布で使用済みのものを使用していたのですが、だんだんと、研磨作業後の艶出しなどにも「ウエス」が使用されるようになると市販品においては、とてもきれいな布であるものが採用されました。
これは「雑巾」も同じで、「雑巾」も元々はぼろ布を縫合した寄せ集めなのにもかかわらず市販品はとてもきれいな布を縫合したものを「雑巾」と呼んでいます。
よって現在は、「ウエス」と「雑巾」については同じですが、「ウエス」は、艶出しに使用可能なとても清潔な布切れであるとして、「雑巾」はどちらかというと汚れを吸収する使い捨ての布切れであるとするとよいでしょう。
なお、「雑巾」も「ウエス」も使い捨てですが、再利用を可能とする回収サービスがあり、回収サービスを利用すればリサイクルに協力することが可能です。