「稲」と「麦」の違いとは?分かりやすく解釈

「稲」と「麦」の違い動物・植物

私たちの普段の食生活の中で、非常になじみ深いものに、「稲」から穫れる米や「麦」があります。

この記事では、「稲」「麦」の違いを分かりやすく説明していきます。

「稲」とは?

「稲」とは?

「稲」とは、イネ科の植物のことで、栽培して米を収穫します。

「稲」を使った例文をいくつかご紹介します。

『稲の苗を植えた頃、田んぼの上空では、ヒバリが囀っているのをよく見かけます』、『稲作農家の現状と、これからの米作りについて考えるシンポジウム』、『稲わらで、お正月のしめ縄飾りを作った』「稲」と関連した言葉としては、「禾稲(かとう)」「稲禾(とうか)」、あるいは「禾穀」などが挙げられます。

「麦」とは?

「麦」とは?

「麦」は畑に作るイネ科の植物のことを言います。

五月頃に実り、長い芒(のぎ)があるのが特徴です。

「麦」とは、「小麦」「大麦」「えん麦」、あるいは「ライ麦」などの穀物の総称のことです。

「麦」を用いた例文をいくつか挙げてみます。

『このビールは麦芽の味わいがあり、とても美味しい』、『小麦の連作障害の対策が必要だ』、『黄金色に染まる一面の大麦畑の収穫がもうじき始まる』

「稲」と「麦」の違い

「稲」と「麦」の違い

「稲」「麦」の違いを、分かりやすく解説します。

「稲」とは、イネ科の植物のことで、栽培して米を収穫します。

一方、「麦」とは、畑に作るイネ科の植物で、「小麦」「大麦」「えん麦」、または「ライ麦」などの穀物の総称のことです。

「稲」「麦」はこのような違いがあります。

また、「稲」から収穫する米は、「小麦」「トウモロコシ」とともに、世界三大穀物と呼ばれています。

まとめ

まとめ

「麦」にはさまざまな種類があります。

粉にしたものをパンや麺などとして、主食として食べる他にも、麦茶やビールなどの飲み物としても利用されています。

「稲」から収穫する米も多くの種類があります。

さらに新たな品種が研究され、生まれてきています。

さらに「稲」には水田で作る水稲と、畑で作られる陸稲があります。

そして、収穫時期も早生種、中生種、そして晩生種に分かれます。

ちなみにコシヒカリは晩生種になります。

「稲」「麦」は収穫した後に、残ったわらも活用することができます。

中でも、麦わらで作った麦わら帽子は有名です。

稲わらは生活用品や燃料としても活用することができます。

また、わらを土に還すことで、土作りにも役立ちます。

一昔前までは、稲わらを田んぼで燃やす光景が見られました。

しかし、現在では環境問題などもあり、畑や田んぼでわらを燃やすことは禁止されています。

「稲」「麦」はもともと野生のものが自生していて、人間はそれを食べていました。

その後、「稲」「麦」の種子を利用し、自分たちで栽培するようになりました。

どちらも非常に長い歴史があり、時代によって栽培の方法や規模が変わってきました。

「稲」「麦」について知ることで、これらがさらに身近な食べ物に感じることができるかもしれません。