「本鴨」と「合鴨」の違いとは?分かりやすく解釈

「本鴨」と「合鴨」の違い食べ物・飲み物

みなさんは「本鴨」「合鴨」がどのような鴨かご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「本鴨」「合鴨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本鴨」とは?

「本鴨」とは?

「本鴨」「ほんがも」という読み方になります。

この「本鴨」とは「野生の鴨のこと」であり、通称「青首」と言われている「真鴨の雄」です。

現在、日本では11種類の野生の鴨の狩猟の許されているますが、その中で食用とされる主な鴨は、真鴨(本鴨)・小鴨・かる鴨・尾長鴨。

中でも一般的に市場価値が高いのが「本鴨」になるのです。

「合鴨」とは?

「合鴨」とは?

「合鴨」「あいがも」という読み方になります。

この「合鴨」とは「野生の真鴨とアヒルとの交雑交配種のこと」を指しています。

しかし、アヒルは真鴨を品種改良した家禽向けの品種であり、生物学的には真鴨の1品種とされています。

「本鴨」と「合鴨」の違い

「本鴨」と「合鴨」の違い

ここで「本鴨」「合鴨」の違いを整理していることにいたしましょう。

どのような違いがあるのでしょうか?「本鴨」「野生の鴨のこと」であり、「青首」とも言われている「真鴨の雄」「純粋の鴨」と言うことができます。

渡り鳥として知られており、野生種で肉色は濃い赤色でコクのある味ですが、日本では数少なく市場にもあ出回ることがなく、とても価値が高いです。

一方の「合鴨」「野生の真鴨と家禽のアヒルの雑種」です。

野生の鴨よりも脂が多くて肉は柔らかいためにレストランで見かける鴨鍋や鴨南蛮などの多くがこの「合鴨」となっているわけです。

「本鴨」の例文

「本鴨」の例文

ここで「本鴨」の例文を見ていくことにしましょう。

どのような使い方があるのでしょうか?
・『妻は鴨料理が好きだが、あの店は本鴨も使っているのでとてもお気に入りのお店です』
・『本鴨はなかなか手に入るものではないが、知人が狩猟をしているのでよく食べる機会がある』
「本鴨」の例文を見ると、市場に出ることが少ないために希少価値があることが分かります。

「合鴨」の例文

「合鴨」の例文

続いて「合鴨」の例文を見てみることにいたしましょう。

具体的な使い方としては以下のようなものが挙げられます。

・『鴨料理の多くは合鴨が使われてい すが、近所にあるお店ではとても美味しい出汁を使っているので、いつも多くの客が集まっている』
・『うちでは妻が料理上手なので、自ら合鴨をさばいて美味しい食卓にしてくれる』
「合鴨」は身近にある食材として使うことができるので、鴨料理を出すお店では、ほとんどこの「合鴨」が使われていることが例文からも見て分かることでしょう。

まとめ

まとめ

ここまで「本鴨」「合鴨」の意味と違いを説明してきました。

2つの鴨の種類を意識する機会はそんなに多くはないでしょう。

鴨料理を出すお店に行った時にこの2つの鴨の違いを知っておくと、食材があることに心から感謝することができます。

何気なく食べている料理の中でも「本鴨」に出会うことができたなら、感謝の気持ちを持って食したいものです。