この記事では、「マネタリーベース」と「マネーストック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マネタリーベース」とは?
「マネタリーベース」は、簡単に言えば、日銀側が社会全体に対して供給しているお金のことで、日本銀行が発行したお金と社会に定着しているお金を合わせたうえで、日本銀行が第3者とビジネスをしているお金も「マネタリーベース」です。
「マネーストック」とは?
「マネーストック」は、金融機関や国が持っているお金を除いた、その他の方々のお金の残高の総称です。
よって、一般個人や法人のほか地方公共団体などのお金の残高のことを「マネーストック」と呼びこれが減少するということは企業や個人の貯蓄が崩れているとみてよいでしょう。
「マネタリーベース」と「マネーストック」の違い
両者の違いは、日本銀行側が供給しているお金であるか、そのお金を貯蓄してプールしているかという違いです。
「マネタリーベース」は、日本のお金を発行する日銀が主体であると考え、「マネーストック」は、金融機関と国を除いた自分たちの資産だと考えるとわかりやすいでしょう。
「マネタリーベース」の例文
・『日本では国が発行するお金はマネタリーベースだが他国では、ベースマネーだ』
この例は、日本が社会に供給するお金のことを「マネータリーべース」と呼ぶが、海外では、ベースマネーという言い方をするという意味で、両者の意味は同じで、国が社会に発行するお金の総称を意味します。
「マネーストック」の例文
・『マネーストックが減少傾向にある』
この例は、国家と金融機関を除いた際に、一般家庭や法人に公共自供団体の貯金が減少しつつあるという例です。
要は、一般人であれば、貯金を崩して生活をしているため喜ばしいことではなく、場合によっては金融機関側もお金が返ってくる見込みがあるかわからないものにお金を貸し付ける可能性が生まれるという例になります。
まとめ
「マネタリーベース」については、国が発行しているお金のことで社会で役に立っているお金のことを意味すると覚えるとよいでしょう。
そして、「マネーストック」は、お金を貯めるという解釈をして貯蓄であるとすればわかりやすく、この貯蓄に条件を付け、お金を貸したり預けたりする金融機関と政府を除いてお金を貯蓄することだと覚えるとよいです。
よって「マネーストック」が減少するというのは、貯蓄が崩れており、望ましいと言えない状況でなぜ、貯蓄を崩すかを判断しないと社会構造が大きく傾きます。
場合によっては、交通網がマヒする可能性もあり、交通網においては、政府が関与しているものもあれば、そうではないものもあり、特に市が運営しているものは容赦なく、貯蓄が崩れだすと運航を停止しますので「マネーストック」が崩れるというのは一般人に限らず、会社だったり交通インフラだった理が影響を受けるのでここが崩れるとおそらく社会は混乱するでしょう。