「ジャスダック」と「マザーズ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ジャスダック」と「マザーズ」の違い金融・経済

この記事では、「ジャスダック」「マザーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ジャスダック」とは?

「ジャスダック」とは?

「ジャスダック」とは、東京証券取引所における上場市場の1つで、「スタンダード」「グロース」に分かれています。

かつて存在した「ヘラクレス」「NEO」といった市場と統合され、現在ではこの「ジャスダック」が中小企業向けの上場市場となっています。

「スタンダード」「グロース」の違いは、前者では老舗企業が中心となっており、後者には新興企業が多いの特徴です。

「スタンダード」には、2020年2月末の時点で667社が、「グロース」には、同時点で37社が上場しています。

中小企業の中でも、中堅以上の存在には、この上となる「東証二部」という市場が用意されています。

「マザーズ」とは?

「マザーズ」とは?

「マザーズ」も、東京証券取引所における上場市場の1つですが、新興企業専門の市場となっており、先に挙げた「ヘラクレス」などが「ジャスダック」へと移行する際に、枝分かれした存在だと考えてください。

こちらには、2020年2月末の時点で317社が上場しており、「ジャスダック」「グロース」と分かれた後には、新興企業は、こちらの「マザーズ」への上場が中心となっています。

上場企業数がそれなりに多く、どれもが新興企業なだけに株価の動きが比較的大きいことから、投資家にも人気の市場の1つとなっています。

「ジャスダック」と「マザーズ」の違い

「ジャスダック」と「マザーズ」の違い

「ジャスダック」「マザーズ」の違いを、分かりやすく解説します。

共に中小企業向け上場市場ですが、「ジャスダック」は、老舗企業向け(スタンダード)と新興企業向け(グロース)の2つに分かれており、「スタンダード」の方が取引が盛んです。

「マザーズ」は、新興企業のみの市場だと考えていいでしょう。

そのような企業には「ジャスダック」「グロース」より人気となっており、新興企業の株式市場と言えば、まずはこちらのことを指していると考えて構いません。

まとめ

まとめ

「ジャスダック」「マザーズ」は、このように違います。

「ジャスダック」の中心は、老舗企業向けの「スタンダード」で、「グロース」には、ここ数年で上場した企業はほとんどありません。