この記事では、「シャッター通り」と「シャッター街」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シャッター通り」とは?
「シャッター通り」とは、「不景気・競争力低下(イオン系・複合商業施設の人気)・客離れ(個人商店の人気低下)などが原因で、商店・事務所の多くが閉店・閉鎖してシャッターを下ろした状態になっている衰退した商店街の通り」のことです。
「シャッター通り」は、高度成長期が終わりに近づく1980年代から顕在化した「都市問題・商店街衰退(駅前・旧繁華街の衰退)の問題」の現れとされています。
「シャッター街」とは?
「シャッター街」とは、「閉店・閉鎖してシャッターを下ろしたままの店舗・事務所ばかりになっている商店街全体・街並み全体」のことです。
「シャッター通り」を含めて、商店街・繁華街としての機能が衰退した街並み全体のことを指示して、「シャッター街」と呼んでいます。
特に地方都市では、駅前の旧市街地の空洞化現象(広大な無料駐車場完備の郊外の大型ショッピングモールに客が流れる現象)の具体的な現れとして、「シャッター街」が増えている傾向があります。
「シャッター通り」と「シャッター街」の違い!
「シャッター通り」と「シャッター街」の違いを、分かりやすく解説します。
「シャッター通り」も「シャッター街」も、景気(売上)が悪かったり地権・テナント代の問題があったりで閉店・閉鎖してシャッターを下ろしたお店・事務所ばかりになった場所を意味している点では共通していますが、「シャッター街」のほうが「シャッター通り」よりも指示する地理的な範囲が広い違いがあります。
「シャッター通り」というのは、「閉店してシャッターを下ろした商店(事務所)ばかりになった衰退した商店街の大通り・通り」を意味していますが、「シャッター街」は「閉店したシャッターを下ろした商店(事務所)ばかりになった商店街・街並みの全体」を指示している違いを指摘できるのです。
まとめ
「シャッター通り」と「シャッター街」の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「シャッター通り」とは「商店・事務所の多くが閉店・閉鎖してシャッターを下ろした状態になっている衰退した商店街・通り」を意味していて、「シャッター街」は「シャッターを下ろして閉店・閉鎖した店舗・事務所ばかりになっている通りを超えた街並み全体」を意味している違いがあります。
「シャッター通り」と「シャッター街」の違いを詳しく調べたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。