「してください」と「して下さい」の違いとは?分かりやすく解釈

「してください」と「して下さい」の違い言葉・カタカナ語・言語

「してください」「して下さい」は基本的に同じ意味を持つ文章ですが、平仮名か漢字かでニュアンスの違いが生まれます。

「してください」「して下さい」の意味(ニュアンス)の違いを正しく理解できているでしょうか?この記事では、「してください」「して下さい」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。

「してください」とは?

「してください」とは?

「してください」という表現は、「ある行為や活動をすることを指示・命令する補助動詞」を意味しています。

「補助動詞」とは、「他の動詞について意味を付け加える動詞」のことです。

例えば、「作業してください・発表してください・行動してください」などの文章として、「してください」の表現を使用することができるのです。

「して下さい」とは?

「して下さい」とは?

「して下さい」という表現は、「下さい」「ある物をくださいとねだる時(求める時)に使う独立的な動詞(くれるの丁寧語)」になっています。

そのため、「下さい」「独立した動詞・丁寧語」として解釈する場合には、「して下さい」ではなく「してください」という「補助動詞の形」で表記するほうがより適切であるということになります。

「してください」と「して下さい」の違い!

「してください」と「して下さい」の違い!

「してください」「して下さい」の違いを、分かりやすく解説します。

「してください」「して下さい」の本質的な違いは、「ください」「独立的な動詞」であるのに対して、「下さい」「他の動詞につく補助動詞」であるという違いにあります。

そのため、「仕事をしてください・交渉してください」などの文章で使う時には、「ください」「補助動詞」としての役割を果たすことになるので、「して下さい」よりも「してください」のほうが適切な表記になるのです。

「して下さい」は完全な間違いとまでは言えませんが、「下さい」「ある物をくださいとお願いする独立的な動詞」になっているため、「してください」のほうがより適切な表記になる違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「してください」「して下さい」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「してください」というのは、「ある行為(行動)をすることを指示・命令する補助動詞」を意味しています。

「して下さい」という言葉は、「下さい=ある物を下さいとねだる時に使う動詞の丁寧な言い方」の意味を持っていて、「してください」のほうが適切な表記になります。

「してください」「して下さい」の意味の違いを調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。