みなさんは「マンガン電池」と「アルカリ電池」がどのような電池かご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「マンガン電池」と「アルカリ電池」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マンガン電池」とは?
「マンガン電池」は「まんがんでんち」と言います。
この「マンガン電池」は「一次電池の1つで正極の減極剤として二酸化マンガンを用いたものである電池」です。
用途しては、時計類・インターフォン・懐中電灯・ペンライトなどのような小さな電力で稼働させる電気機器の使用に向いた電源。
しかし、短時間の使用環境であれば機器の使用であっても問題ありません。
「アルカリ電池」とは?
「アルカリ電池」は「あるかりでんち」と呼びます。
この「アルカリ電池」は「主に一次電池として使われている乾電池の1つ」であり、「正極に二酸化マンガンと黒鉛の粉末、負極に亜鉛・水酸化カリウムの電解液に塩化亜鉛などが用いられている電池」です。
「マンガン電池」と「アルカリ電池」の違い
では、ここで「マンガン電池」と「アルカリ電池」の違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「マンガン電池」と「アルカリ電池」の違いは、乾電池に使われている電解液の違いにあります。
電解液は乾電池の陽極と陰極を浸すために使う液体ですが、「マンガン電池」では「塩化亜鉛もしくは塩化アンモニウム」が使われており、一方の「アルカリ電池」では「電解液としてアルカリ性の水酸化カリウム」が使われているのです。
このように「アルカリ電池」は「アルカリ性の物質」、「マンガン電池」には「マンガン」が使われているということになります。
「マンガン電池」の例文
ここで「マンガン電池」の例文を見て行きましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『マンガン乾電池には、単1・単2・単3・単4型・角型9Vの5種類があります』
・『懐中電灯を使うならマンガン電池を入れて使うのが一般的だ』
例文でも見るように「マンガン電池」は身近な小電力で動く電気製品で使われていますが、「マンガン電池」ということを意識せずに使っています。
「アルカリ電池」の例文
続いて「アルカリ電池」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章があります。
・『ICレコーダーやミュージックプレイヤーを動かすならアルカリ電池を使った方がいい』
・『アルカリ電池とマンガン電池を混在させて使うことができないので、注意が必要だ』
意外と知られていないのが、「マンガン電池」と「アルカリ電池」の併用。
発熱・液漏れの原因となるので絶対にやってはいけません。
まとめ
ここまで「マンガン電池」と「アルカリ電池」がどのような電池なのかを説明してきました。
私たちの身近な生活の中でも欠かすことができない生活アイテムと言っていいでしょう。
それだけに各々の特性を理解して正しく使えるようにしておきましょう。