この記事では、「応答なし」と「不在着信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「応答なし」とは?
質問をしたり、呼びかけたりしても答えがないことです。
船に無線で連絡することで説明をします。
今、海を船が渡っています。
この船に対して、陸地にいるものが連絡をしました。
しかし、船にいるものから何も反応がありません。
「もしもし」といっても、向こうから何も声が聞こえないのです。
聞こえているなら答えてくれてもよさそうですが、それがありません。
呼びかけに対して答えがないこのことを意味する言葉です。
人間についてだけでなく、器械類についてもこの言葉が意味するものがあてはまる場合があります。
スマホのアプリを使おうと思って、アプリのマークをタップしました。
しかし、スマホの画面に何も変化がありません。
タップするという行為に対して、何も答えてくれていない状態です。
これも、この言葉が意味するものです。
「応答なし」の使い方
質問をしたり、呼びかけたりしても答えがないという意味で使用をします。
人間についても、器械類についても使用することができます。
まったく反応がない場合をいい、少しでも反応がある場合は使用しません。
たとえば、連絡をして向こうにいる人の声は聞こえにくいけれど、「も・・し」のようにわずかに聞こえることには使用しない言葉です。
「不在着信」とは?
電話がかかってきたり、メールが送られてきたりしたけれど、反応することができなかった電話やメールという意味です。
携帯電話やスマホなどについていいます。
AさんがBさんの携帯電話に電話をしました。
しかし、Bさんはそのことに気がつかず、電話に出ることができませんでした。
Aさんからすると、電話に対しての反応がないことになります。
このことを意味する言葉です。
なぜ反応がないのかは意味に含まれておらず、さまざまなことが考えられます。
電話に出ることができなくても、普通は履歴として残ります。
履歴を見ることで、誰から連絡があったのかを確認できます。
「不在着信」の使い方
電話がかかってきたり、メールが送られてきたりしたけれど、反応がない電話やメールを指して使用する言葉です。
電話やメールに答えられる場合には、この言葉は使用しません。
「応答なし」と「不在着信」の違い
前者は、反応がないという点に重きを置いています。
呼びかけても何も返ってこないことをいいます。
人間が反応しないことだけでなく、器械が動かないなど反応しないこともいいます。
後者は着信という点に重きを置いています。
「応答なし」の例文
・『応答なしで困る』
・『応答なしで心配になる』
・『応答なしと表示される』
・『応答なしが解消された』
「不在着信」の例文
・『不在着信があった』
・『不在着信の履歴が残らない』
・『不在着信に気がつかなかった』
・『不在着信を確認する』
まとめ
反応がないという点で意味が似ていますが、ニュアンスが異なります。