若い人の中で用いられることが多い「陽キャ」と「リア充」はどのような意味を持つ言葉なのか。
この記事では、「陽キャ」と「リア充」の違いを分かりやすく説明していきます。
「陽キャ」とは?
「陽キャ」には、太陽の「陽」が使われていることからもわかるように、光り輝いている明るい性格の人を指す言葉です。
明るい性格の持ち主で、人付き合いも得意で、いつも、その人の周りにはたくさんの人が集まっている、そんな人が「陽キャ」の特徴です。
友達は、同性だけではなく異性も多く、常に色々な人とかかわりを持っています。
明るい性格からノリも良く、人懐っこいところを持つ「陽キャ」。
人見知りしないタイプなので、初対面の人にも積極的に話しかけることができます。
服装も流行りのものを身に着け人気のブランド品などにも目がありません。
クラスのカーストにもよく用いられる言葉で、「陽キャ」の対義語は「陰キャ」です。
「陽キャ」に比べ、クラスでも存在感が薄い人を指します。
「リア充」とは?
「リア充」とは、リアルが充実していること。
つまり、現実が充実していることを意味します。
その定義は様々で、基本的に自分自身が充実した日々を送ることができていると思えば、それは「リア充」となります。
周りからの評価ではなく、自分自身、今の生活に満足していれば「リア充」なのです。
基本的には、自分自身の価値観となりますが、実際の「リア充」に目を向けると、何事にもポジティブな人が多く、人とも積極的にかかわっている人が多いのが現状です。
また、誰にでも明るく振舞い、今を精一杯楽しんでいる、そのような人が「リア充」となります。
「陽キャ」と「リア充」の違い
「陽キャ」も「陰キャ」も、今の状態が充実している人を指す言葉となります。
そのうえで、「陽キャ」は、基本的に周りから見た印象、評価を意味するのに対し、「リア充」は、あくまでも、自分自身の価値観によるものとなります。
この点に大きな違いがあります。
そのため、例え、周りがその人のことを「陽キャ」と思っていても、実際に「陽キャ」と呼ばれている人すべてが現状に満足しているとは限りません。
反対に自分自身、「リア充」だと思えれば、周りの評価など関係ありません。
この点に「陽キャ」と「リア充」の大きな違いがあります。
そのほか、最近では「リア充」という言葉はあまり使われず、その代わりに「陽キャ」が多く用いられるようになったという違いもあります。
まとめ
他人から見られた評価が「陽キャ」。
自分自身の価値観での評価が「リア充」。
この違いが主な違いとなります。
そのうえで、「陽キャ」はスクールカーストにもよく用いられる言葉で、スクールカーストの頂点が「陽キャ」と呼ばれる人になります。
反対にスクールカーストにおいて底辺に位置する人を「陰キャ」と呼びます。
このように「陽キャ」には対義語がある一方、「リア充」には、明確な対義語はないといった違いもあります。