この記事では、「ハーモニー」と「コーラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハーモニー」とは?
「ハーモニー」は、2人以上でそれぞれが異なる音質で歌を歌うことです。
違う音質で歌うという点が重要なポイントで、「ハーモニー」は必ず歌い手が同じ音質で歌ってはいけません。
「コーラス」とは?
「コーラス」は、おのおのが担当する場所を歌い上げることで成立する合唱法で、人数に関しては、2人以上で各々が担当する部分を歌い上げるのが「コーラス」です。
ただ、「コーラス」は、同じ歌声で担当する部位を歌い上げる方法と、異なる歌声で特定の部位を歌い上げる方法があり、要は歌の補助というものが成立すればある程度自由が許されます。
「ハーモニー」と「コーラス」の違い
「ハーモニー」は、音質がとても重要で、高い音質や低い音質という異なる音質であっても聞こえが良くないといけません。
逆に、コーラスは、メインの歌い手の補助であると考えた場合、実はある程度自由が許されるという違いがあり、実は歌声を外すという暴挙に出ることも可能です。
よって、両者の違いは、聞こえが良くなくとも成立するかどうかになります。
「ハーモニー」の例文
・『ハーモニーにズレがある』
この例は、2人以上で異なる音質で歌を歌うことにおいて、ズレがあるという例です。
つまり歌声がズレており、歌が汚く聞こえているのがこのズレになります。
特に「ハーモニー」は歌声がズレるとズレが強調されるので歌が汚く聞こえます。
よって、このケースは、歌声を合わせて歌声を合わせる必要性が生まれているのです。
「コーラス」の例文
・『コーラスの練習をする』
この例は、メインである歌い手を補助するように歌を歌う練習をするということです。
なお、「コーラス」は、考えようによっては、受け狙いを狙うことも可能で、メインの歌い手よりも目立つという暴挙に出ることも可能です。
ただ、それを行えば、おそらくメインの歌い手が激怒しますのでたいていは自重します。
まとめ
「ハーモニー」については、合唱において音質を異なる音質で歌い上げて、歌声をきちんと合わせて歌声を聞こえやすいようにすることを重点に置いた歌い方のことです。
「コーラス」については、単なる、歌い手を引き立たせるための補助役なので考えようによっては歌い手よりも目立って注目を浴びて歌自信を受け狙いの歌であると改変することも可能ですが、それを行えば、メインの歌い手がどう思うかが重要なポイントになります。
つまり、メインの歌い手を引き立たせるという本来の目的から逸脱しても歌が成立している場合、それをメインの歌い手が許容できればそれでよしですが、許容できないとなれば、引き立たせ役の「コーラス」は不要という考えに行きつきますので、あくまで、「コーラス」というものは、メインの歌い手を引き立たせる補助役にある必要があるのです。
ただ、これについては、「コーラス」のパフォーマンスが面白いから歌い手とその他周辺が注目されるケースもあるので考え方次第では、歌い手の実力不足を「コーラス」のパフォーマンスでカバーという考え方も成立します。