現代の科学では解明できない不可思議な力として「魔法」と「超能力」がありますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「魔法」と「超能力」の違いについて解説します。
「魔法」とは?
「魔法」とは、「人智を超えた神秘的な力を利用して行われる不可思議な術」を意味する言葉です。
ひとくちに「魔法」といっても時代や場所によって定義は異なります。
現代社会における一般的定義としては「精霊や悪魔など現代科学ではまだ解明できていない超自然的な神秘エネルギーを用いる技術やそれによって行使される力や現象」を総称して「魔法」と表現しています。
「魔法」の大きな特徴としては「学問として体系化されていること」です。
「魔法」は個人に依存する力ではなく正式な手順や手段をとることでだれにでも使える技術であるとされています。
実際に「魔法」を使うためには才能や能力が必要とされますが、それは100メートルを10秒で走るためには努力と才能が必要なのと同じであり走ることそのものはだれにでも可能です。
現代に伝えられる「魔法」は学問として研究されていたもののがほとんどで魔術書や秘伝書などの形で技術と知識が受け継がれています。
フィクションにおける「魔法」は作品ごとに定義が異なりますが「内在する魔力を用いて現象を再現する力」「精霊など神秘的な存在の力を行使する技術」といった「物理現象ではありえないことを実現する技術や力」を指す表現として使われています。
「魔法」の使い方
・『魔法で手のひらから炎を出す』
・『魔法使いになるために修行する』
・『世界の理を捻じ曲げる力が魔法である』
・『魔法を使って洞窟から脱出する』
「超能力」とは?
「超能力」とは、「普通の人間にはなしえないことを実現する優れた能力」を意味する言葉です。
人間には生まれつきさまざまな能力が備わっていますが「現代の科学では証明できない超越した能力」のことを「超能力」と表現します。
普通の人にはわからないような未来が見通せたり閉ざされた場所の様子を視る事ができたりといった「常識で考えればありえないような力」が「超能力」です。
「超能力」は基本的には人間が本来持っている能力の延長線上にある能力を意味します。
物を見たり音を聞いたり未来を予想したりといったことは誰にでもできることですが、隠されたものを見たり遠く離れた場所の音を聞いたりずば抜けた的中率で未来を言い当てたりなど「常識を大きく超えて発揮される能力」が「超能力」にあたります。
手をふれずに物を動かしたり遠く離れた場所に一瞬で移動したりなど物理法則を超越する能力も「超能力」に含まれます。
「超能力」の使い方
・『超能力で未来を予知する』
・『アメリカ軍では超能力の研究が行われている』
・『見えないはずのものが見えるのが超能力である』
・『手をふれずに物体を動かす超能力のことを念動力と呼ぶ』
「魔法」と「超能力」の違い
「魔法」が体系化された技術であるのに対し「超能力」は個人に依存する能力という違いがあります。
「魔法」は勉強したり訓練したりすること後天的に習得できますが「超能力」は生まれ持った能力なので後から身につけることができない先天的な才能です。
自分以外の神秘的な力を行使するのが「魔法」、自分に内在する力を行使するのが「超能力」という違いでも区別されます。
まとめ
「魔法」と「超能力」は主にフィクションで使われる言葉ですが現代でもまじめに研究されており架空の存在ではありません。
同じような現象であってもどのような技術でどんなふうに力が発揮されているのかによって区別されるのでそれぞれの違いを認識しておきましょう。