この記事では、「予診」と「問診」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予診」とは?
「予診」は、患者となるものがなぜ病院を訪れたかをあらかじめ聞き出すことです。
なぜ、このようなことを行うかですが病気が流行しているさなかにおいては、病院側は症状から伝染病を疑う必要性があり、伝染病の疑いがある患者とそうではない患者を分けるためにあらかじめ、病状を知る必要性があります。
「問診」とは?
「問診」は、治療を望むものに対して質問をすることで病状を把握し適切な治療を施す質問です。
つまり口頭で、質問をしていくことで患者の病状の情報を聞き出し推理して病気の特定を行い、治療を行うのが、「問診」の役割です。
なお、「問診」は、疫病が流行している場合においては疫病の症状が出ていないものに対して質問をして疫病と異なる症状が出ているものに対して治療を行います。
よって、「予診」にて疫病であろうと確定している人物に対しては即座に隔離して治療となります。
「予診」と「問診」の違い
両者の違いは、「予診」は、なぜ病院に訪れたかを聞き出すために行い、診察ではないです。
逆に、「問診」は、診察になり、病気の特定や経過を口頭で判断する材料とします。
よって両者は、口頭で情報を引き出す点は同じですが、目的が異なり、「問診」は病気の診察で、「予診」はなぜ病院に来たかを知るための情報収集です。
「予診」の例文
・『予診によって腹痛の治療を望むことがわかる』
この例は、なぜ病院に来たかという部分で情報を収集すると患者は腹痛で病院を訪れたという情報を入手したという例です。
「予診」は、情報収集が主でこのケースは、なぜ病院に来たかという部分で患者が理由を述べています。
「問診」の例文
・『問診によってストレス性胃腸炎の可能性がある』
この例は、患者から病気についての情報を収集していると、ストレスによる胃腸炎の疑いがあるように医師が判断したという例です。
「問診」は、病気の情報を収集することで、なぜ病院に来たかについては問わないです。
あくまで病気の情報を知ることを重要としているのが、「問診」になります。
まとめ
「予診」って重要なの?と思われるでしょうが、これはかなり重要で、なぜ病院に来たかという情報を入手することはとても重要です。
特に、疫病が流行している場合、疫病と同じ症状が患者と思える人物から出ている場合、別室で隔離という措置を必要とするため、絶対に「予診」は必要になります。
そのため、「予診表」というものを書き上げる際に面倒でもきちんと理由を書くのがとても重要になります。
そのうえで、「問診」も重要で、これは病気をお医者様が特定するために質問を投げかけてくるので、正直に答え体の不調の原因となるものを述べるのが医師が正しい判断を下すきっかけになるので「問診」については、正直に体の不調を訴え、助けて貰えるよう医師の方に病状をお話しして薬をもらうなり治療を受けるのが重要となるのです。