「特長」と「特徴」の違いとは?分かりやすく解釈

「特長」と「特徴」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「特長」「特徴」の違いを分かりやすく説明していきます。

「特長」とは?

「特長」とは?

「特長」とは対象としているものの特に優れている要素、特別な長所を指す言葉です。

その人や物などを見た時に特に目を引いたり、それに対するイメージと直接結びつくくらい強い印象を与えるような、それが持つ他の長所よりも段違いに優れている能力や機能であったり、他のものと比べても上回るような長所が「特長」と言われます。

人や物にはなにかしらの長所や利点はあるものですが、それが持つ能力としては比較的マシ程度であったり、多少得意程度で「特長」と言うのは不適格です。

ただの長所ではなく特別に優秀な長所というのが「特長」の重要なポイントなので、ちょっとした長所程度では「特長」と言えません。

それが持つ能力の中で特に頭抜けている、あるいは同じ長所を持つものの中でも特に優れている長所が「特長」なので、「特長」と呼べるような要素がないものも少なからずあります。

「特徴」とは?

「特徴」とは?

「特徴」とはそれが持っている中でも、特に目立っている要素です。

それを見たり評価するにあたり、特に印象的な部分ではありますが、「特徴」は必ずしも優れている点というわけではありません。

良い面が「特徴」となっていることも少なからずありますが、動かすことができないくらい重い機械、忘れられないくらい醜悪な像のように、悪い点が「特徴」になっていることもあります。

また「特徴」はそれが持つ個性や特色とも言えるので、殆どのものや人は良くも悪くもなんらかの「特徴」があるものです。

そしてそういった「特徴」は、その人や物にとっては目立ちやすい要素ではありますが、それが持つ他の要素と比べて極端に際立っているわけではありませんし、他の人や物と比べて特別優れている、あるいは特別劣っているとも限りません。

「特長」と「特徴」の違い

「特長」と「特徴」の違い

「特長」「特徴」の違いを、分かりやすく解説します。

「特長」は特に優れている要素で、「特徴」は特に目立っている要素です。

「特長」は長所しか指さないので短所が「特長」と言われる事は絶対にありませんが、「特徴」は長所であっても短所であっても、目立っているなら「特徴」と言われます。

また「特長」はただ優れているのではなく、際立って優れている要素にしか使われませんが、「特徴」の場合目立っているのなら良さや悪さが際立っているとは限りません。

そのため「特長」を持っている人や物はある程度限られてきますが、「特徴」は大半の人や物が持っています。

まとめ

まとめ

「特長」と言われるほど優れている要素があるのは誇ってもいいことですが、「特徴」があるというのは悪い点が「特徴」になっている可能性もあり、必ずしもいいこととは限りません。

「特長」「特徴」も人の目を引き目立つものですが、優れすぎていて目立つのが「特長」、良くも悪くも目立つのが「特徴」になります。