「内弁慶」と「外弁慶」の違いとは?分かりやすく解釈

「内弁慶」と「外弁慶」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「内弁慶」「外弁慶」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「内弁慶」とは?

「内弁慶」とは?

「内弁慶」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「内弁慶」は、「うちべんけい」と読みます。

「内弁慶」は、「家の中では威張り散らすものの、外では意気地のないこと。

その様子」
を意味する言葉になります。

家族の前では強気なのに、家から一歩出ると、おどおどした態度を取るような人は、「内弁慶」と呼ばれます。

ちなみに「弁慶」は、牛若丸と呼ばれた源義経の相棒で、とんでもなく強い人物として知られています。

例えば、子供が親に対して生意気な態度を取ったり、兄妹に対して強気な発言をするのに、学校の友達の前では一言もしゃべらないような場合、「私の子供は内弁慶で困る」などという文章にできます。

また、「内弁慶」を使った言葉に、「内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう)」という言葉があります。

家の中では威張り散らすのに、外では気が小さく大人しいことという意味があります。

「外弁慶」とは?

「外弁慶」とは?

「外弁慶」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「外弁慶」「そとべんけい」と読みます。

「外弁慶」は、「家族の前では大人しいのに、家の外で威張ること。

その様子。

その人」
という意味があります。

例えば、会社では部下などに対して怒鳴り散らしている上司がいるかもしれません。

その上司が自宅に帰ると、妻の尻に敷かれていて、おとなしく生活をしている場合は、「私の上司は外弁慶だ」と表現することができます。

また、学校で番長をしている子供が、家に帰ると、両親の前で従順な態度を取っている場合も、「学校の番長は、実は外弁慶だ」などという文章にできます。

プロ野球チームは、ホームと呼ばれる本拠地のスタジアムと、敵チームの本拠地のスタジアムで交互に試合を行いますが、敵チームの本拠地でばかり活躍するチームは、「外弁慶なチーム」と呼ばれることがあります。

「内弁慶」と「外弁慶」の違い

「内弁慶」と「外弁慶」の違い

「内弁慶」「外弁慶」の違いを、分かりやすく解説します。

「内弁慶」は、「家の中では威張り散らすものの、外では意気地のないこと。

その様子」
を意味します。

一方の「外弁慶」は、「家族の前では大人しいのに、家の外で威張ること。

その様子。

その人」
という意味があります。

このように、「内弁慶」「外弁慶」は、反対語と考えることができます。

「内弁慶」は家の中で威張り散らし、「外弁慶」は、家の外で威張り散らすという違いがあり、「内弁慶」は、家の外で大人しく、「外弁慶」は、家の中で大人しいという違いがあります。

まとめ

まとめ

「内弁慶」「外弁慶」の違いについて見てきました。

2つの言葉には反対の意味がある、反対語であることが分かりました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。