この記事では、「発つ」と「立つ」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「発つ」とは?
「発つ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「発つ」は、「たつ」と読みます。
「発つ」は、「出発する。
出立する」という意味があります。
例えば、旅に出発する場合、飛行機を使って、空港から旅立つかもしれません。
このような場合は、「旅に出るために、飛行機で発つ」などという文章にできます。
また、9時の新幹線で、田舎に帰るという場合は、「9時の新幹線で発ち、田舎に帰る」などという文章を作ることができます。
「立つ」とは?
「立つ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「立つ」は「たつ」と読みます。
「立つ」は、「ある場所に真っすぐに縦になっていること」を意味します。
例えば、廊下で、足を伸ばして体を縦に支えている生徒がいる場合は、「生徒が廊下で立つ」という文章にできます。
また、草木が道端で生えていて、垂直に伸びている場合、「街路樹が立つ」と表現できます。
さらに、長いものやでかいものが、直立して位置する場合も「立つ」と言います。
「電柱が立つ」「看板が立つ」などという文章にできます。
「座ったり、横になっていたものが、起き上がること」も、「立つ」と表現できます。
例えば、ベッドに横になっていた人が起き上がる場合は、「ベッドから立つ」という文章にできます。
また、「立つ」には「伏せていたものが起きる」という意味もあります。
静電気などの影響で、髪の毛が逆立ってしまうような場合、「髪の毛が立つ」という文章にできます。
「立つ」には「ある立場や状況に置かれる」という意味もあります。
例えば、列の先頭に置かれる場合は、「列の先頭に立つ」という文章にすることができ、苦しい状況に置かれてしまう場合は、「苦境に立つ」などという文章を作ることができます。
このように、「立つ」には、たくさんの意味が含まれています。
「発つ」と「立つ」の違い
「発つ」と「立つ」の違いを、分かりやすく解説します。
「立つ」には、「立つ」は、「ある場所に真っすぐに縦になっていること」という意味を中心に、たくさんの意味があります。
一方で「発つ」は、「出発する」という意味があります。
「発つ」はそもそも、「立つ」から派生した言葉で、「立つ」には「身を起こしてその場から離れる」、「鳥や虫などが飛び上がる」などという、「発つ」と似た意味があります。
とはいえ、「出発する」という意味は「発つ」にしかありません。
このように、「立つ」は、「ある場所で真っすぐに縦になること」などを意味する言葉なのに対して、「発つ」は、「出発する」という意味があるという違いがあります。
まとめ
「発つ」と「立つ」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。