この記事では、「屁理屈」と「正論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「屁理屈」とは?
「屁理屈」の意味と使い方について紹介します。
意味
「屁理屈」は「へりくつ」と読み、意味は「まるで筋の通らない言い分」「道理に合わない言い分」です。
「屁」は「取るに足らない」「くだらない」という意味で、「屁でもない」「屁の河童」などにも使われています。
「くだらない理屈」→「筋の通らない理屈」という意味になりました。
使い方
「屁理屈」は、ものごとに対してやたらと言い訳をしているうちに、非常にくだらない理由にまでこじつけてくることに対して使われます。
「理屈をこねる」と言えば「ああいえばこう言うしつこい人」というイメージなのですが、「屁理屈をこねる」は「くだらない理由を勝手に考え出して言う人間性の低い人」というイメージになります。
「正論」とは?
「正論」の意味と使い方について紹介します。
意味
「正論」は「せいろん」と読み、意味は「道理にかなった正しい意見」です。
誰からも文句の言い様がない、筋の通った言い分のことを言います。
使い方
「正論」は「屁理屈の対義語」として使われます。
「正論だ・である」と使われたり、「正論を述べる」など動詞を伴って使われます。
誰が聞いても「正しい」と思う意見なのですが、あまりにも正義に偏り過ぎてしまい、融通がきかなかったりその通りにするのが面倒だったりして、周囲から反感を買う時にも使われます。
「正論を振りかざす」「正論を突き付ける」などは、嫌味の意味として使われるのです。
「屁理屈」と「正論」の違い!
「屁理屈」は「まるで筋の通らない意見」です。
「正論」は「道理にかなった正しい意見」です。
この2つは真逆の意味ですので、覚えておきましょう。
まとめ
「屁理屈」と「正論」は対義語の関係にあります。
相手の言うことがどの様な内容かにより使い分けましょう。
