「剣戟」と「剣撃」の違いとは?分かりやすく解釈

「剣戟」と「剣撃」の違い言葉・カタカナ語・言語

同じ読みで混同しやすい言葉として「剣戟」「剣撃」があります。

どちらも剣に関わる言葉ですがどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「剣戟」「剣撃」の違いについて解説します。

「剣戟」とは?

「剣戟」とは?

「剣戟」とは、「刃のついた武器」を意味する言葉です。

「剣戟」というのは「剣」「戟」が合わさった言葉です。

「剣」「長い刃のついた手持ち武器」を指し「戟」「長い柄の先端に刃のついた長柄武器」を指します。

「剣戟」とは「剣や戟」を意味する言葉であり一般的には「剣や戟のように刃のついた武器全般」という意味で使われます。

剣と戟は古代中国では刃のついた武器ととして代表的な存在でした。

「剣戟」は具体的に特定の武器を指す言葉ではなく「剣や戟に代表される刃のついた武器」という意味で使われる言葉です。

刃のついた武器は剣や戟の他にも「槍」「斧」「刀」「矛」などがありますが「剣戟」はそれらの刃が就いている武器すべてを含みます。

似たような言葉として「刀槍矛戟」があります。

刀槍矛戟は全て武器を表しており言葉の意味は「剣戟」と同じです。

「剣戟」の使い方

・『軍を編制するために剣戟を調達する』
・『剣戟の生産が盛んな町』
・『達人といえども剣戟がなければ勝つのは容易だ』
・『剣戟の収集を趣味にしている』

「剣撃」とは?

「剣撃」とは?

「剣撃」とは、「剣を用いた戦闘」を意味する言葉です。

「剣撃」「剣による攻撃」を表します。

実際には攻撃だけではなく防御やフェイント、駆け引きなど戦闘全般を含みますが「剣を手にして行われる戦い」を指して「剣撃」と表現します。

斬りかかったり突いたりといった個別の動作だけではなく相手と切り結んだり激しく争ったりなど「剣を使った戦闘全般」を指すのが「剣撃」です。

剣を使った殺陣を取り入れ戦闘シーンが目玉になっているようなお芝居のことを「剣撃芝居」といいますが実際の戦闘ではなく剣を使って行われる戦闘のやりとり、いわゆる「チャンバラ」を指して「剣撃」と表現することもあります。

「剣撃」という言葉が使われるのは剣を使った戦闘のみです。

素手の戦闘野獣を使った戦いなどには用いられません。

狭義では手持ちで長い刃のついた剣を使って行われる戦闘のみを指しますが、広義では槍や薙刀など刃のついた武器を用いた戦闘全般を指します。

「剣撃」の使い方

・『激しい剣撃が行われ多くの死傷者が出た』
・『遠距離戦では分が悪いが剣撃に持ち込めば勝機がある』
・『剣撃では誰にも負けたことがない』
・『支障が弟子に剣撃の稽古をつける』

「剣戟」と「剣撃」の違い

「剣戟」と「剣撃」の違い

「剣戟」は刃のついた武器そのものを指すのに対し「剣撃」は刃のついた武器を用いて行われる戦闘を指します。

「剣撃」の最中に当事者の手に握られているのが「剣戟」です。

「剣戟」のない戦闘は「剣撃」ではありません。

武器という物体を表すのが「剣戟」、武器という物体を使って行う戦いという動作を表すのが「剣撃」という違いで区別されます。

まとめ

まとめ

「剣戟」「剣撃」はどちらも県に関する言葉ですが意味合いは大きく異なります。

日常生活ではまず使う機会のない言葉ですが難しい意味ではないのでこの機会に覚えておきましょう。