「悟る」と「諭る」の違いとは?分かりやすく解釈

「悟る」と「諭る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「悟る」「諭る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「悟る」とは?

「悟る」とは?

「悟る」は、自分に運命づけられたものに気が付き、物事の心理に近づいたか、心理を得た状態です。

つまり、悟りの境地というものが物事の心理により使づくことなので「悟る」は、自分という対象が物事の心理に気が付き理解を得たという状況になります。

例を挙げれば、「形ある物はいつか壊れることを悟る」という具合に当たり前だろうということに気が付き物事の心理に近づけば、それは、「悟る」になります。

「諭る」とは?

「諭る」とは?

「諭る」は、実は、誤字で間違いです。

よって、パソコンの変換機能でも実は出てこない文字で、「悟る」という文字の間違いになります。

よって、一応意味においては、「悟る」と同じなんですが、間違いなのでこの文字は、使用できませんので注意が必要です。

「悟る」と「諭る」の違い

「悟る」と「諭る」の違い

両者の違いは、「悟る」が正しい日本語表記で「諭る」は間違いである点です。

なお、両者は意味自体は同じで、心理に近づいたことを指すのですが、間違ってた「諭る」になり、こちらの文字は使用しないよう注意しましょう。

というのも、「諭る」というのは「諭」だけであれば、実は正しい日本語表記で、これであれば、教官になって周囲を導くという意味になり、教官となり心理に導くという意味になるので「諭」にすれば日本語表記においても正しい日本語になります。

「悟る」の例文

「悟る」の例文

・『自分に恋人ができない理由を悟る』
この例は、心理を得たうえで、なぜ自分に恋人ができないかが分かったという例です。

天からお告げが来たのではなく、事実自分の性格などを分析していくことで心理を得たのがこの例になります。

「諭る」の例文

「諭る」の例文

・『諭るという言葉は、間違いで正しくは諭である』
この例は、「諭る」という言葉を「悟る」と同じだと考えているが故間違いに気が付かず、正しくは、「諭」という言葉が正しいというものです。

「諭」であれば教官となり周囲を心理に導くという意味になります。

まとめ

まとめ

「悟る」については、悟りという境地から得るもので要は、心理を得て物事の道理を知るというものになります。

しかし物事の道理を教えるために教官がいれば、もっと楽に指導できるというのが、「諭」という言葉でこの言葉は教官となり周囲を導き心理に近づくというもので、よく「諭る」という言葉と間違えられます。

ですが、「諭る」という言葉は間違いになり存在しない言葉なので使用しないのが一番です。

なぜ、「諭」「る」がついてしまったかは、「悟る」という言葉と同じ意味があるが故に「る」をつけてしまったが故、間違いであるにもかかわらず「諭る」という日本語表記の文字があると錯覚したにすぎません。

よって正しくは、「諭」が正しい日本語表記でこの文字だけで実はさとると読むことができ、ここに「る」を付けた場合、さとるるというよくわからない言葉になるので注意です。