「難癖を付ける」と「揚げ足を取る」の違いとは?分かりやすく解釈

「難癖を付ける」と「揚げ足を取る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「難癖を付ける」「揚げ足を取る」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気のある2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「難癖を付ける」とは?

「難癖を付ける」とは?

「難癖を付ける」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「難癖を付ける」は、「なんくせをつける」と読みます。

「難癖を付ける」は、「ささいな欠点を見つけて、大げさに咎める」という意味があります。

誰かのちょっとして欠点を見つけて、鬼の首を取ったように咎めるような場面を見たときに、「難癖を付ける」という言葉を使ってみましょう。

例えば、購入した商品に、他の人が気付かないような些細な欠点を見つけて、コールセンターに電話をして文句をつけるような場合は、「商品の欠点を見つけて、コールセンターで難癖を付ける」という文書を作ることができます。

また、やりたくない仕事のため、仕事内容のちょっとした欠点に対して、おおげさに文句を言うような場面では、「仕事に難癖を付けて、仕事をするのを回避しようとする」などという文章にできます。

「揚げ足を取る」とは?

「揚げ足を取る」とは?

「揚げ足を取る」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「揚げ足を取る」「あげあしをとる」と読みます。

「揚げ足を取る」は、「人の言い間違いや、言葉尻をとらえて、非難したり、からかったりすること」という意味があります。

誰でもいい間違いをすることや、間違ったことを話してしまうようなことがありますが、そこにつけこんで攻撃するような人がいる場合は、「揚げ足を取る」という言葉を使ってみましょう。

例えば、親が、子供に対して説教をしている時、親が何かしらのいい間違いをすることがあるかもしれません。

その言い間違いを非難して、説教を終わらせようとする子供の行為は、「親の言い間違いの揚げ足を取り、説教を終わらせようとする子供」という文章にできます。

「難癖を付ける」と「揚げ足を取る」の違い

「難癖を付ける」と「揚げ足を取る」の違い

「難癖を付ける」「揚げ足を取る」の違いを、分かりやすく解説します。

「難癖を付ける」は、「ささいな欠点を見つけて、大げさに咎める」という意味があります。

一方で「揚げ足を取る」は、「人の言い間違いや、言葉尻をとらえて、非難したり、からかったりすること」という意味があります。

どちらも、ちょっとしたミスを大げさに非難するような意味があります。

ただし、「難癖を付ける」は、誰かの言動、商品など、様々な物事に対してする行為なのに対して、「揚げ足を取る」は、誰かの言葉に対してする行為という違いがあります。

「揚げ足を取る」は、基本的に、言い間違いや、言っている内容の間違いにのみ、使う言葉になります。

まとめ

まとめ

「難癖を付ける」「揚げ足を取る」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。