この記事では、「prior」と「before」の違いを分かりやすく説明していきます。
「prior」とは?
「prior」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある時間より前の」という意味で、ある時点を基準にそれ以前のことです。
2つ目は「順序が先の」という意味で、あるものを基準に、それが現れたり認識されたりするより先にのことです。
3つ目は「~に優先する」という意味で、他のものよりも先んじてやることです。
4つ目は「もっと重要な」という意味で、他のものと比較してより重視するべきことです。
上記に共通するのは「先んずる」という意味です。
「prior」の使い方
「prior」は「ある時間より前の」「順序が先の」「~に優先する」「もっと重要な」という意味で使われます。
形容詞として使われ、名詞形は「priority」になり、「優先権」「先であること」などの意味があります。
基本的に、あるものよりも時間的に前にあることや、他よりも順序が先であることに使われる言葉です。
「before」とは?
「before」の意味は以下の通りです。
1つ目は「人の目の前に」という意味で、ある情景や出来事などが実際に人の目の前で展開されることです。
2つ目は「~より順序が先に」という意味で、それより先にあるものが来ることです。
3つ目は「これから起きることに」という意味で、未来に起きることを前方に見ることです。
4つ目は「~より以前に」という意味で、ある人やものごとを基準にそれより前のことです。
5つ目は「ある場所に着く前に」という意味で、時間的、距離的にそれより前のことです。
上記に共通するのは「前にある」という意味です。
「before」の使い方
「before」は「人の目の前に」「~より順序が先に」「これから起きることに」「~より以前に」「ある場所に着く前に」という意味で使われます。
前置詞として使われたり、接続詞として「まだ~しないうちに」「~よりむしろ」などの意味で使われます。
基本的に、人の目の前である様子や、ある地点を基準にそこより前方のことの使われる言葉です。
「prior」と「before」の違い
「prior」は「あるものよりも時間的に前であること」「他よりも順序が先であること」という意味です。
「before」は「人の目の前にある様子」「ある地点を基準にそこより前方のこと」という意味です。
「prior」の例文
・『You have a duty prior to all others. 』
(君には他の何を差し置いても優先するものがある)
・『This is the statement for the prior month. 』
(こちらが先月の会計報告書です)
「before」の例文
・『We sit before the fire. 』
(私たちは火を囲んで座った)
・『I will return before dark. 』
(暗くなる前に戻るつもりです)
まとめ
今回は「prior」と「before」について紹介しました。
「prior」は「前の・先の」、「before」は「目の前にある・そこより前方にある」と覚えておきましょう。
