「唖然」と「愕然」の違いとは?分かりやすく解釈

「唖然」と「愕然」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「唖然」「愕然」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「唖然」とは?

「唖然」とは?

「唖然」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「唖然」は、「あぜん」と読みます。

「唖然」は、「思いがけない出来事に驚き、あきれて声も出ない様子」という意味があります。

何かにあっけにとられるような場面で、「唖然」という言葉を使います。

例えば、予想もしていない出来事に直面したとき、驚くのではないでしょうか。

犬の散歩をしていたら、東の空にUFOが飛んでいることに気づいた場面では、「犬の散歩中にUFOを発見し、唖然とした」などという文章にできます。

また、結婚している女性が家に帰ってきたら、夫が浮気相手といちゃいちゃしているのを目撃した場合も、あまりの出来事に驚き、あきれて声も出ないかもしれません。

このような場合は、「夫の浮気現場を目撃して、唖然とした」などという文章を作ることができます。

「愕然」とは?

「愕然」とは?

「愕然」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「愕然」「がくぜん」と読みます。

「愕然」は、「非常に驚く様子」という意味があります。

何かにとても驚くような場面で、「愕然」という言葉を使います。

例えば、彗星が地球に落ちてくることを調査結果から導き出した学者は、非常に驚くでしょう。

この場合、「彗星落下の予測をした学者が、愕然とする」などという文章を作ることができます。

また、子供がテストを持ち帰った時、0点だった場合は、とても驚くはずです。

この場合は、「子供が0点のテストを持ち帰り、愕然とした」などという文章にできます。

さらに、会社に出社をしたら、倒産することが決まったと社長に伝えられたとき、非常に驚くでしょう。

この場面では、「いきなり会社の倒産を伝えられて、愕然とした」などという文章を作ることができます。

「唖然」と「愕然」の違い

「唖然」と「愕然」の違い

「唖然」「愕然」の違いを、分かりやすく解説します。

「唖然」は、「思いがけない出来事に驚き、あきれて声も出ない様子」という意味があります。

一方で、「愕然」は、「非常に驚く様子」という意味があります。

どちらも「非常に驚くこと」という意味があるという共通点があります。

ただし「愕然」は、単純に驚いた様子を意味するのに対して、「唖然」は、驚きに加えて「あきれる気持ち」が混じっている場合があるという違いがあります。

そのため「唖然」は、驚きが呆けるような表情や動作に出る印象があるのに対して、「愕然」は、心の中に発生し、表情には出ない場合があるいう印象の違いもあります。

また、「唖然」よりも「愕然」の方が、ネガティブな感情が強いという違いもあります。

まとめ

まとめ

「唖然」「愕然」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、微妙なニュアンスの違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。