「引き起こす」と「惹き起こす」の違いとは?分かりやすく解釈

「引き起こす」と「惹き起こす」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「引き起こす」「惹き起こす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「引き起こす」とは?

「引き起こす」とは?

「引き起こす」は、横たえている物体をまっすぐにすることのほか、事態の変革を起こすことで状態変化を及ぼすことです。

たとえば、横に倒れているものであれば、「倒れたお地蔵様を引き起こすの他、事態の変革であれば、「戦争を引き起こす」など物事の変革のことを言う場合にも「引き起こす」は使用します。

ただ、「引き起こす」は、物事の変革をなす際、計算づくで行動するというよりは、感情の流れで物事の要因を作り上げるという意味になるので、自ら計算して物事をうまい方向にもっていくことは意味しません。

「惹き起こす」とは?

「惹き起こす」とは?

「惹き起こす」は、ある物事の要因となる原因を作り上げることを意味します。

ある物事については何でもよく、良い事柄であろうと悪い事柄であろうと何でもよいです。

例を挙げますと、良い事柄であれば「名演技で感動の嵐を引き起こす」など周囲に感動という物事の変化を作り出す原因になることが「惹き起こす」で、他にも、「戦争を惹き起こす」と言えば、戦争になる引き金という原因を作ったと解釈します。

なお、「惹き起こす」は計算によって自分の望む方向に物事を進めることも意味しますので、「惹き起こす」は計算したうえで自分の望む結果になることでもあるのです。

「引き起こす」と「惹き起こす」の違い

「引き起こす」と「惹き起こす」の違い

両者の違いは、原因を作り上げると解釈されるか、横たえているものをまっすぐにするために立たせるという意味合いを言葉が持つかという違いです。

「惹き起こす」は、まっすぐにものを立てるという意味はなく、要因を作り出すことのみで、要因は計算づくであっても構わず「引き起こす」は、要因を作ることとまっすぐにすることの両者の意味があります。

「引き起こす」の例文

「引き起こす」の例文

・『倒木を引き起こす』
この例は倒れた木をまっすぐにするという意味で、一応まっすぐに立てておかないと邪魔になるが故、倒れている状態から起こして自立させるという意味です。

なお、倒木の場合、折れていますのでまっすぐに立てても倒れますのでこのケースは邪魔にならないよう、一時的に倒木をまっすぐに立てているだけになります。

「惹き起こす」の例文

「惹き起こす」の例文

・『クーデーターを惹き起こす』
この例は、クーデーターを自ら計算して発生させるというもので、要は、反乱を起こすきっかけを計算ずくで起こしたという例です。

まとめ

まとめ

「引き起こす」については、倒れているものをとりあえずまっすぐにするという意味のほか、計算することなく、原因を作り上げることも意味しますが、「惹き起こす」は、そこに計算して物事の原因を作り上げるという意味があるので、クーデターのような反乱を「惹き起こす」と言えば、これは計算づくで反乱を起こしているという解釈になります。

よって、計算したうえで自らが望む方向に進めば、「惹き起こす」として、計算したんだけど、自らの思惑通りに物事が進まなかった場合、「引き起こす」と呼んで両者を使い分けてもよいでしょう。