「先着順」と「早い者勝ち」の違いとは?分かりやすく解釈

「先着順」と「早い者勝ち」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「先着順」【せんちゃくじゅん】と「早い者勝ち」【はやいものがち】の違いや意味を分かりやすく説明していきます。

「先着順」とは?

「先着順」とは?

先に着いた人から順番に商品が買えるという状況のとき当てはまるのが「先着順」【せんちゃくじゅん】と言います。

主に、数に限りがある商品を売るときに使われている販売方法であり、順番通りに販売していきます。

先に来た人から買う権利が与えられることで商品の在庫がなくなっていけば最後に並んだ人は買えないのも当たり前なことであるため、買えずともいさぎよくあきらめがつくという人の心理を読んだ売り方です。

商品を販売する場面だけではなく、入館できる人数に限りがある建物内に入るときも先着順を守って入館するよううなすために使われています。

「早い者勝ち」とは?

「早い者勝ち」とは?

順番などは後回しにして、とにかく早く来た順から商品を購入していくのが「早い者勝ち」【はやいものがち】になります。

すぐに商品を売りさばきたいと思う販売方法であり、時間に関係なく早く売りたい時に当てはまる方法です。

このような販売方法で売る物としては、賞味期限が早い食べ物であったり、人の購買意欲を刺激するときです。

「早い者勝ち」として売るときは予約しなくても誰でも購入する権利が得られるので、通りすがりの人でもすぐに購入できるのがいいところです。

それだけ客も殺到しやすくなり、店側としては売れ残りがでない販売方法になります。

「先着順」と「早い者勝ち」の違い

「先着順」と「早い者勝ち」の違い

「先着順」「早い者勝ち」の違いを、分かりやすく解説します。

数日前から整理券を配ったり、予約券を配布して商品を販売するときに使うのが「先着順」であり、とくに限定品などかなり人気がある新商品を売るときに使います。

一方の「早い者勝ち」は売れ残りの商品を早く売り切りたいときや、生もので賞味期限が早くに終わるためすぐに売り切りたいと思う商品を売りさばくとき、面倒な予約は必要ないので、とにかく早く来た人から買える方法とるという違いがあります。

「先着順」の例文

「先着順」の例文

・『大手のゲームメーカーから販売する人気ゲーム機は先着順で売る販売方法をとる』
・『数に限りある商品は一週間前から整理券を配るので、予約してからでないと先着順では買えない』
SONYでは、“Playstetion”(プレイステーション)の本体は販売数を限定的にしているため、先着順で並ばないと購入できない販売方法とっていますし、数に限りがある商品は販売日に混雑しないよう前もって予約しないと列にも並べない対策をとります。

「早い者勝ち」の例文

「早い者勝ち」の例文

・『残りの数が極端に少なくなるとき、売り場では早い者勝ちで販売する』
・『年末セールでは早い者勝ちの売り場に客が殺到して商品の奪い合いする姿が流れる』
在庫に限りがある商品を安く売りさばくと売り場にはたくさんの客が押し寄せるため、「早い者勝ち」ではいかに商品を買えるか考えて買う必要性があります。

とくに、年末セールでは多くの客が来る光景はちょっとした名物にもなっており、ニュースでもたびたび流れます。

まとめ

まとめ

どちらも売り場に客が来て、商品を購入するときの状況で使われている言葉ですが、「先着順」では順番に並んで商品を購入する状況を表し、「早い者勝ち」は順序などに関係なく、誰でも早く来た順に買えるという違いがあると覚えておくといいでしょう。