この記事では、「これからよろしくお願いします」と「これからお世話になります」の違いを分かりやすく説明していきます。
「これからよろしくお願いします」とは?
「これからよろしくお願いします」とは、「今から後の時点において、何らかの仕事・案件・用事にを一緒にやることについてよろしくお願いします」ということを意味している定型句の表現です。
「これからよろしくお願いします」は、「新しい職場や学校に移った時の習慣的・定型的なあいさつの一種」としても解釈することができます。
「これからよろしくお願いします」は、「相手に一定の負担(コスト)がかかる仕事・要件を依頼する時」や「上述した新しい職場などにおける一般的なあいさつをする時」に使われる表現になります。
「これからお世話になります」とは?
「これからお世話になります」とは、「今から後の時間軸において、相手から何らかの世話になるのでよろしくお願いします」ということを示唆している定型句的な言い回しです。
「これからお世話になります」はその文字通り、「自分のことを世話したり面倒を見たりしてくれる人たちに対してのあいさつ」をするための決まり文句的な表現になっています。
「これからお世話になります」というのは、「今の時点から後において、相手に対して一定の面倒・負担をかけることになると思いますがよろしくお願いします」を意味している文章になります。
「これからよろしくお願いします」と「これからお世話になります」の違い
「これからよろしくお願いします」と「これからお世話になります」の違いを、分かりやすく解説します。
「これからよろしくお願いします」も「これからお世話になります」も、「相手から自分に対して何かをしてもらうこと」や「相手からしてもらうことに対する感謝の気持ち」を示唆している表現になっています。
ただし「これからよろしくお願いします」のほうが「具体的な行為の依頼」で使うことができる表現である違いは指摘できます。
例えば、「毎月の犬の散歩をこれからよろしくお願いします」という「具体的な行為の依頼」はできますが、「毎月の犬の散歩をこれからお世話になります」にすると文章の意味が通じなくなってしまうのです。
「これからよろしくお願いします」の例文
・『あなたのルームメイトとして共同生活することになる田中といいますが、これからよろしくお願いします』
・『昨夜ひき逃げの交通事故が起こった現場の実況見聞をこれからよろしくお願いします』
「これからお世話になります」の例文
・『同じ教授のゼミに所属することになりました山本と申します、これからお世話になります』
・『これからお世話になりますと丁寧に挨拶しに来てくれた新入社員たちに対して講演することになりました』
まとめ
この記事では、「これからよろしくお願いします 」と「これからお世話になります」の違いについて説明しましたがいかがでしたか?「これからよろしくお願いします 」と「これからお世話になります」の違いを詳細に知りたい場合は、この記事の解説を参考にしてみてください。