この記事では、「タイト」と「ハード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タイト」とは?
「タイト」は英語の「tight」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「かたくてきついこと」という意味で、結び目などが固く結んであることです。
2つ目は「ぴったりと密着していること」という意味で、洋服などが隙間なくくっついている様子のことです。
3つ目は「ぎっしり詰まった」という意味で、一つの場所に多くのものが詰め込まれている様子のことです。
4つ目は「急な」という意味で、カーブなどが急で険しいことです。
5つ目は「需要が供給に追いつかず、逼迫していること」という意味で、品薄状態になることです。
上記に共通するのは「きつい」という意味です。
「タイト」の使い方
「タイト」は「かたくてきついこと」「ぴったりと密着していること」「ぎっしり詰まった」「急な」「需要が供給に追いつかず、逼迫していること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「タイトだ・である」と使われたり、形容詞として「タイトなスケジュール」などと使われたり、副詞として「タイトに着こなす」などと使われます。
基本的に、かたくてきつい様子や、ぎっしり詰まっている様子に使われる言葉です。
「ハード」とは?
「ハード」は英語の「hard」が日本語化した言葉は、意味は以下の通りです。
1つ目は「堅くてがっちりしている様子」という意味で、固形で丈夫な構造をしているもののことです。
2つ目は「厳しい様子」という意味で、肉体的・精神的にかなり苦しい様子のことです。
3つ目は「対処しがたい」という意味で、問題の解決が困難な様子のことです。
4つ目は「人の性格が頑固な様子」という意味で、扱いにくい性格のことです。
上記に共通するのは「堅くて丈夫」という意味です。
「ハード」の使い方
「ハード」は「堅くてがっちりしている様子」「厳しい様子」「対処しがたい」「人の性格が頑固な様子」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「ハードだ・である」と使われたり、形容詞として「ハードな日々」などと使われたり、副詞として「ハードに働く」などと使われます。
基本的に、堅くて丈夫な様子や、厳しく辛い様子に使われる言葉です。
「タイト」と「ハード」の違い
「タイト」は「かたくてきついこと」「ぎっしり詰まっていること」という意味です。
「ハード」は「堅くて丈夫な様子」「厳しく辛い様子」という意味です。
「タイト」の例文
・『女性はタイトスカートをはくと脚線が美しく見える』
・『スケジュールがタイトなので効率よく行動する』
・『かなりタイトな山道を運転する』
・『入荷状況がタイトで品薄状態だ』
「ハード」の例文
・『体力的にかなりハードな練習をする』
・『彼はハードな精神力で乗り越えた』
・『この人数でこの仕事量はとてもハードだ』
・『これはソフトの問題ではなくハードの問題だ』
まとめ
今回は「タイト」と「ハード」について紹介しました。
「タイト」は「かたくてきつい」「ぎっしり詰まっている」、「ハード」は「堅くて丈夫」「厳しく辛い」と覚えておきましょう。