「壮大」と「盛大」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「壮大」の意味や使い方
「壮大」とは、大きく、立派であること、様子という意味で使います。
例えば「壮大な物語」と言いますと、大きなテーマ、世界観であるということがわかります。
また「壮大な宮殿」とは大きく立派な宮殿であるという意味になります。
「壮大」は見た目、内容的と、どちらに対しても使うことができる言葉です。
「壮大な構想」「壮大なお屋敷」などと使います。
「盛大」の意味や使い方
「盛大」とは、集会、儀式、イベントなどの規模が大きくて派手である、見事であるという意味になります。
「盛大な会を開く」とは、場所、料理など豪華で派手にして、人も沢山呼ぶといった意味となります。
「盛大な結婚式をしたのに、スピード離婚した」「お金の心配はいらないから、パーティは盛大にやってくれ」などと使います。
「壮大」と「盛大」の違い
「壮大」と「盛大」、それぞれの言葉の意味と、使い方を説明しました。
どちらも大きいという字が入っていますが、意味合いはまったく異なりますので使い分けなければなりません。
まず「壮大」ですが、こちらは大きくて立派なことを意味しています。
大きく立派なものを見た時、また大きく立派に感じた時に使う言葉として覚えておきましょう。
一方で「盛大」ですが、こちらは「盛る」「大きい」という漢字からもわかりますように、規模が大きくはなばなしいという意味で使う言葉です。
式典、集会、イベントといった出来事に対して使うことが多いでしょう。
「壮大」を使った例文と意味を解釈
「壮大」を使った例文とその意味を見ていきます。
「壮大」を使った例文1
「壮大なテーマを見事に表すことができている」
「壮大」とは大きく立派なことを言います。
例文は大きく、立派な意図、課題を上手く表していると言っているのです。
「壮大」を使った例文2
「彼の壮大な嘘に我々は騙されたわけだ」
「壮大」とは大きく立派なことで、例文は大きくて立派な嘘に騙されたと皮肉を言っているのです。
「盛大」を使った例文と意味を解釈
「盛大」を使った例文とその意味を見ていきます。
「盛大」を使った例文1
「盛大な歓迎会をしてもらい、感激した」
「盛大」とは規模が大きく、賑やか、派手という意味になります。
例文は、豪華な会を開いてもらって嬉しいという意味になります。
「盛大」を使った例文2
「親は盛大な結婚式を望みましたが、僕たちは質素な方が好みなのでそうしました」
「盛大な結婚式」とは豪華な会場、料理で、招待客も多いという意味でいわゆる派手婚のことです。
一方で質素な式とは「地味婚」と言われます。
例文は親は派手婚を望んだが、自分達は地味婚が良かったので地味婚にしましたと言い表しているのです。
まとめ
いかがでしたか。
「壮大」と「盛大」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。