この記事では、「幸薄」と「薄幸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幸薄」とは?
幸せに恵まれないことで言葉としては単体で幸薄とは使わず、幸薄いという表記が多くなります。
静かで派手さや華美さがなく、儚げなイメージを幸薄い感じということもあり、主に女性の印象として使うケースが見られます。
悪口とまでは言えず、ともすれば美しいという意味合いの背景を見ているというケースもあります。
基本的には人に使われる言葉で、動物ではまず使われず、デザインなど人工のものには使われません。
可哀想という言葉とのバランス感覚が難しいところですが、面と向かって幸薄い顔をしている、幸薄な感じであるなどということは一般的にはしないでしょう。
実際に運が悪い、幸せとは言い難い状態である場合幸薄いと自分を指して言うことは可能です。
対義語は多幸感とされており幸福、幸運である状態と言えます。
非常に幸薄い人という強調も一応可能です。
「薄幸」とは?
幸せに恵まれないという意味で、ほぼ幸薄いという言葉と同じ言葉となっていますが、人の風貌に関しては幸薄い感じという言い方がメインで、薄幸な感じというケースは少なめです。
ただし全く使わないわけではなく、薄幸なイメージの女優などと言った使い方が見られます。
幸薄が幸薄いという使い方が多いのに対し、薄幸は薄幸な、薄幸であるなどの使い方ができます。
薄幸な人は厳密な定義はなく、幸薄いと同様見た目だけでもそう思わせることすらありますが、薄幸な人が薄幸ではなくなるということは可能性は高くはないものの、収入が上がる、幸運によることが起こるなどでないわけではありません。
「幸薄」と「薄幸」の違い
「幸薄」と「薄幸」の違いを、分かりやすく解説します。
ともに幸せそうではない、幸せに恵まれていないということを指す言葉ですが、人の見た目に対しても使えるところが特徴であり、華やかさがない、華やかであろうという気がない、あまり元気ではない、物静かである、儚げであるなどを指して幸薄い、薄幸そうなどと表現することがあります。
色で言えばモノトーンや濃紺、ネイルアートや金属色以外の色のあるアクセサリーなどは決定的に薄幸のイメージからは離れていると言えるでしょう。
幸薄と薄幸は言葉として意味的な使い分けはなく、ともに同じ意図で使われます。
薄幸という言葉に関しては面と向かってその人に言うケースは女優など確立した存在でないと難しく、単に失礼にあたってしまうケースが一般的です。
また、一般の人は目指してそうなっているわけではなく様々な結果が重なって薄幸になる、幸薄いと見られてしまいます。
まとめ
幸薄と薄幸は意味合いは全く同じなため、使い分けを意識することは特にない言葉です。
ともに対義語は多幸感になります。
見た目で幸薄い、薄幸と思われるケースがある点が言葉としてのポイントで、見た目と実態が違うということはありえます。