この記事では、「今季」と「今期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「今季」とは?
今の季節、この季節、今シーズンなどと言った意味で、次のシーズンは来季となり、次の同じ季節まで示す言葉はなく次の冬などと季節を指定した言葉で表記できます。
なお今季という言葉は野球やサッカー、モータースポーツなどの1シーズンにも使うことができ、これらは実際のひとつの季節よりも長いものとなっています。
テレビ番組も今季という使い方ができ、1月、4月、7月、10月が時季の区切りとなっており、これらの時季の区切りに新番組が開始され、今季新ドラマ、今季新アニメなどという使い方がされます。
実際の気温などの感覚と合わせた言葉ではなく、7月が5月程度の気温であったり、10月が8月のような気温であっても今季という言葉において時季は動くものとなっています。
「今期」とは?
いまの時期、期間、この期間などと言った意味がある言葉です。
長期なものでは会計期間が今期として指す物となっており、12ヶ月の期間となります。
実際の使用例はやや少ないのですが、1学期2学期のひとつを指して今期ということが可能です。
基本的には次が巡ってくるものに対して使われるもののため、研修期間から実際の業務に移るというケースで、研修期間中を指して今期とはあまり言いません。
素粒子の実験などを行う加速器の試験などは期間が1ヶ月程度に定められており、今期の試験結果という言葉が使われています。
季節的なものではなく、人が定めた期間に多く用いられている言葉となっています。
今期の次の期間は来期となり、自分がなにか業務を行っている期間は常に今期となり、来期は予定や計画、仮定などのものになります。
今日と概念が同じと言えるでしょう。
テレビ番組に関しては新番組の開始期間において、今期というくくりも使われており、この場合は今季と意味が同じと言えます。
「今季」と「今期」の違い
「今季」と「今期」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも定められた期間での今という意味を持っており、今期は会計期間など人が作ったものを中心に現在を指す言葉となっています。
今季は季節的な区分をしているケースもありますが、スポーツ、モータースポーツの今季という言葉は実際のひとつの季節よりも長い期間となっているケースも有り、厳密に今季という言葉に当てはまるのはウィンタースポーツあたりになるでしょう。
テレビ番組の新番組が始まる期間は今季、今期の両方が使われていますが、意味自体に大きな差はなく、季節の要素が入っていなくもないという立ち位置で、ドラマ、アニメなどでは季節の要素が入ることはあります。
まとめ
今季と今期は発音が同じ、期間という意味合いがあるなど似通った言葉になっていて、季節要素が薄くても今期という言葉を使うケースもあり、厳密な使い分けをしていないケースもありますが、会社の会計期間に関しては今期という言葉を使います。
