「優しい」という意味を持つ英単語に「tenderness」と「kindness」があります。
この記事では、「tenderness」と「kindness」の違いを分かりやすく説明していきます。
「tenderness」とは?
「tenderness」の発音をカタカナ表記で表すと(テンダーネス)もしくは(テンダネス)となります。
この単語は文法的に分類すると名詞になります。
日本語では「優しさ」「親切さ」「柔らかさ」「敏感さ」「かよわさ」などと訳します。
英単語としては中級以上のレベルになるので、英会話の初級者などはこの単語を知らない方もいるようです。
しかし有名な歌の題名「love me tender」のおかげで、形容詞の「tender」を知っている方もいます。
またステーキ好きなら柔らかい肉のステーキ「tender steak」(テンダーステーキ)という言葉をご存じでしょう。
「kindness」とは?
「kindness」の発音をカタカナ表記で表すと(カインドネス)(カインドゥネス)となります。
この単語は文法的に分類すると名詞になります。
日本語では「思いやり」「親切」「親切な行動」「いたわり」「寛大」などと訳されます。
形容詞の「kind」という英単語は中学で習うレベルなので、多くの人は意味を知っているはずです。
「tenderness」と「kindness」の違い
「tenderness」と「kindness」の違いを、分かりやすく解説します。
「tenderness」と「kindness」はどちらも名詞に属する単語です。
両方とも「優しさ」「親切さ」を表現しますが、「tenderness」の方が思いやりや細かな気遣いが込められた優しさを表現するのに適していると言えます。
「kindness」も親切な優しさを意味しますが、「tenderness」のようなきめ細かな愛情がこもった優しさを表現するには物足りないでしょう。
「tenderness」の例文
・『She can´t feel his tenderness』
(彼女は彼の優しさを感じることができない)
・『This novel is filled with tenderness』
(この小説は優しさに満ちている)
「kindness」の例文
・『Thank you for your kindness. 』
(ご親切にどうも有難うございます)
・『His mother had the kindness to help us with the baggage. 』
(彼のお母さんは親切にも荷物を運ぶの手助けしてくれた)
まとめ
「tenderness」と「kindness」は優しさを表現するときに使う英単語です。
しかし「tenderness」を使う方が「kindness」よりも愛情のこもった柔らかな優しさや親切さが伝わります。
また『Thank you for your kindness. 』は英語で感謝を述べるときの常套句ですので、ぜひ覚えておいてください。